Truth Diary

過酷な試練は超越した能力を産む

  昨日開催された選抜高校野球大会で、石巻市から21世紀枠で出場した石巻工業高校は、奇しくも開会式の主役、選手宣誓のクジを引き当て、被災地からの代表として全国の注目の的となった。
 こうした中、野球部主将の阿部翔人君は心配するおおかたの予想をものともせずに、堂々と、落ち着いて、被災地における自分の言葉で、被災した方々の苦しい心情を代弁しながら「日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることが出来れば、その先に大きな幸せが待っている。見せましょう日本の底力、絆を」と、力強く宣言し、日本中に深い感動と勇気を与えてくてた。
  甲子園の大観衆の前で弱冠18歳の少年が、大臣や首長などよりも復興に向けた立派な提言をしてくれたのである。
  練達の政治家などの言葉を飾ろう等と言う卑しさが無く、心から発した言葉であった。
  感動はこうした心から発した言葉以外には惹起されない。
  また、昨日の試合でも強豪高を相手に鬼気迫る粘りとパワーで、一時は逆転するなどの好試合を展開し、宣言を実行したことはすごいことだ。以前石巻市に10年来住んでいた身にとって誇らしい気分だった。最後に眞に失礼ながら、仮に今回の震災が無かったら、彼らにこうしたパワーが出しえたであろうかと、未曾有の過酷な試練は、想像できないような秘めたパワーを引き出してくれたりもするのだ。
  復興には多くの困難がつきまとうが、このような素晴らしい潜在能力も引き出してくれると信じて笑顔で向かってゆこう。久しぶりに清々しい気分をありがとう。今後の健闘を祈る。

http://www.youtube.com/watch?v=gLkJyeqhr3Iネット配信記事から引用

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