Truth Diary

連続射殺事件永山則夫の育った時代検証

 放送大学宮城SCで参加している秋永ゼミで表題の研究論文について討議をしてきた。ある程度の年配者の方なら昭和40年代世間を震撼させた連続拳銃射殺事件の犯人永山則夫について記憶されている事であろう。
 事件当時未成年で裁判では未成年に極刑が妥当かどうかの判断で大きな問題となりその後「永山基準」など日本の裁判で死刑の基準として引用されるなど当該裁判の判決が注目され、更に獄中結婚や、房中で執筆した小説が文学賞を受賞したりベストセラーとなり話題で賑わせた人である。
 貧乏でろくに学校へも行かずに無学の犯罪少年が獄中で書いた小説が賞を取るという話題性と、その印税を被害者家族に贖罪として贈ることでマスコミを賑わせたが20数年の服役の後死刑執行された。
 論文では貧困、両親兄妹など肉親の愛が成長期にゆきわたってなかった点など不遇な幼少期が残虐な事件を誘引していると論じている。
 私はその後永山の精神鑑定をした石川医師の鑑定記録をドキュメンタリー化したテレビ放送を観たり、彼の処女作「無知の涙 金の卵たる中卒者諸君に捧ぐ」等の著作で精神構造に迫りたいと読書中。

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