放送大学宮城学習センターでゼミを受講した、対象作品はスペインのプラド美術館所蔵のヒエロニズムの干し草車 ,アンチンボルトのウエルトウムヌスは皇帝ルドルフ2世の像で、野菜や花によって構成された絵こんなグロテスクな皇帝を描いて不敬罪に問われなかったところが文化の違いというものか我国だったら侮辱したとたいへんなお咎めをうけそうだ。
静物画とも言えなくて肖像画とも見えないあいまいな絵は、自分のワールドを構築してゆく主観的なものでそれなりに意味を見い出している。
「言葉は半分は話し手のもの、半分は聴き手のもの」モンテニュー(1533〜1592)の言葉 絵も半分は鑑賞者のもの。アートはそれを鑑賞する受け手が自分の経験と感性でどう感じるかである。
「野原には眼が樹木には耳がある観察し言葉を発せず耳を傾けよう」自然に対して眼を凝らし静かに耳をそばだてその声を聴こうそこに自然の物言わぬ声があるそれを感じ取るのが芸術(これは私見)
皇帝ルドルフ2世を描いたアンチンボルトの作品
ヒエロニムス 干し草車
皇帝ルドルフ2世肖像