Truth Diary

忖度の誤用

  ジャニーズ問題の2度目記者会見があり社名変更や既存事務所の廃業や新会社設立、被害者の補償問題に全面的に取り組むなど発表された。ここで報道各社から単にこれらについて報道がなされたのみで、各テレビ局幹部からは一切その原因について自社の責任もあると言うような発言謝罪はなく、単にジャニーズ事務所の問題としてほおかぶりした事だ。
 放送番組MC等は自責の念から自らのジャーナリストとして反省を述べたがそのトップに立つものから一切謝罪が無かった事は、今回の事に係り合いを持たせられなくてよかったと言っているようである。その配下にある者たちは声を上げようとするとトップや上司の社命に対する忖度が働き良心の呵責に耐えながら沈黙したのだと思う。
 本来忖度とは都合の良い下心を持って相手にへつらう事ではなかってゃずだ。尊敬する人への心から発した思いやりではなかったのか。私はマスコミが多用してこうした安っぽい使い方、誤用をされるようになった事が残念だ。
 目上の者に対する迎合は組織にいる以上、我が身を守るうえで不可欠と言わざるを得ないものなのだろう。トップはそうした心理を斟酌して自らを律しなければならない。
 メデアのトップに立つ者は配下のそうした心情を察して今回のトップとしての非を潔く認め世界中のメデアに真摯に反省を伝えて詫びなければバッシングは治まらないと思う。

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