Truth Diary

メデアに言いたい

 我国では無視され続けて来たジャニーズの創業者ジャニー喜多川氏の性被害問題がようやく白日の下に晒された。
 このような重大な犯罪を見て見ぬふりしてきた我国のテレビ局や新聞をはじめとするジャーナリスト、そして当事者である事務所の経営陣などに遅まきながら世界中から批判が殺到し日本のジャーナリズムも重い腰を上げ事実を認め、経営陣交代や被害者救済、再発防止対策など出され、所属タレントの起用に制限をかけるスポンサー企業が現われるなど、事の重大さを追認した形である。

 長年解決しなかった根本原因は、皆さんきれいごとを並べても私には個人や企業の私利私欲が透けて見えてしかたない。
 太古の時代からから男色は存在したようだが世間ではそれを忌み嫌い、タブー化し、存在そのものを隠し通してきた慣習がある。
 例えば有名なのは戦国武将の織田信長と森蘭丸、俳人の松尾芭蕉と曽良などあげれば枚挙にいとまがないがみなさん承知でも文言として残るものは存在しない。但しこれらは今回の事件と違い未成年者を相手としていない。
 変った性癖として存在するこれら同性愛・男色嗜好は近年、LGBTとして世界で認知され多様性のひとつとしてわが国でも各自治体で同性婚の容認など認知されつつある時代となってきている。
 だからそうした性癖は認められると言う訳ではなく、ジャニーズ問題は明らかにパワーハラスメントで明らかな性犯罪と言わざるを得ない。
 被害に遭った所属タレントは被害者であって、責めるべきは自社の利益優先で見て見ぬふり、臭い物に蓋をしてきたNHKをはしめとするテレビ局各社や同じ系列の新聞各社であるはずだ。
 今回は性被害の隠ぺいのみ取りざたされているが、立派な事を言っているテレビ局や新聞社はスポンサー企業の不祥事報道に忖度が働くと言う体質もありこれらも社会を糺す報道機関として公正に批判すべきと考える。こうした公正さが無ければ社会は歪んだまま新たな被害者を作ってゆくことが杞憂される。

 世間を騒がしているビックレンタルにからむ4大損保会社の不正問題はかろうじてジャーナリストの矜持を示し、スポンサーに忖度しない報道をしたことにマスコミ業界の良心をかいま見たと言えよう。
 番組キャスターが経営陣になりかわり忖度して公正な報道しなかったことを詫びったが本来はその社トップのお詫びがあってしかるべきだと強く感じた。責任は何時も下の者がとる体質は変わらない。

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