Truth Diary

マドロス帽

 相当古い事で恐縮だが、仕事でお付き合いのあった電気店主の方にもらったマドロス帽、船乗りでもなかった私達になぜ揃えたのか。
 50年ぐらい前の事、当時船員さんは羽振りが良く、サラリーマンとは比べようもない、とび抜けた高給取りだった。
 彼曰く、夜の盛り場へ船員さん風のいでたちでゆくと彼女達の待遇が断然違うと。だがそのマドロス帽はついぞ夜の街に出没しなかった。代わりに海釣りに行く時利用した記憶はある。
 いずれにしても格好だけ真似ても、かんじんの懐具合が伴わなければ赤っ恥という結果になる。若かりし頃の無鉄砲さが懐かしい。
 戯れに玄関のマスコットに双眼鏡を持たせ、その帽子を被らせ、それらしくしてみた、時間を持て余すシルバーウェークである。早く明けないか。

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