愛知県から従妹がお母様の親兄弟の墓参を兼ねて福島に来たので、郊外の花見山をご一緒させてもらった。
染井吉野や東海桜は盛りを過ぎていたが、ウコン桜や,御衣黄(ぎょいこう)桜は今が満開で珍しいうす緑色の花をつけて気品を漂わせていた。咲き始めは薄緑色の花びらが徐々にピンク色に変化するというが、まだうすみどり色のままだった、高貴な貴族の萌黄色に近いためこのような名前が付けられたとか。未だ見習いですと謙遜する花案内人のジャンパーを着た笑顔の素敵な女性が見どころを説明案内してくれ嬉しかった。
まっ青な空に白やピンク黄色の花々がひときわ冴え、林の中からの小鳥のさえずりを聞きながら山を一周、約2時間近く歩いた。山の頂上付近はまだ寒いのか、モクレンの花が大きな白い花や、薄紫の花を付け、八重椿なども見事な大輪の花を見せていた。花桃、レンギョウ、菜の花などを、心地よい春風に吹かれての花めぐりは正に桃源郷、ゆったりと贅沢な時間を過ごし実家の墓参りに向かった。
遠くに吾妻連峰いろんな花々が咲き乱れるなか、小鳥の声が心和む山頂付近
珍しい白の八重桜、満開
御衣黄桜