Truth Diary

青空のへきれき

 運動不足解消を兼ねたウオーキング代わりに、自転車で約1時間くらい団地内一周しようと出かけた。
 ラジオのイヤホーンを耳に天気予報を聞きながら走らせた、一番遠い処まで来た時、県南部の方で雨が降って来たとラジオが言う。此処まではまだ時間があると、たかをくくっていたら突然大粒の雨が降って来た。
 急いで戻ろうとしたら次第に雨脚が強くなり、ついにバケツをひっくり返したような土砂降り、途中2か所ほどで雨宿りをしたが、やみそうもないので土砂降りの中を自転車で家路を目指す。全身ずぶ濡れの哀れな姿とクルマの人達は見ているだろうなどと思いながら必死に自転車を走らす。
 こんなに雨に打たれたのは何年振りだろうか、考えてみたが少年期にあったような気がするほど久しぶり、しかし完璧に濡れてしまうと却ってさばさばしていい気持ち。
 これが春先とか秋とかであれば寒くてガタガタ震えが止まらない状態だろうが幸い夏で気持ち良く感じるのは不幸中の幸いと言うべきか。外出は予報を慎重に判断してからという教訓を得た。

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