式は福島の小さな町で執り行われた、真夏を思わせるギラギラ太陽が照りつけ暑い日になった。皆さんお年を召した実家近くの方々の参列に為にマイクロバスを用意していたバスには皆さん乗って待っておられる中、仙台や愛知県から駆け付けた私たちは福島駅からタクシーを飛ばしたがマイクロバスの発車時間ギリギリに到着。すぐ参列者予定者を確認後法要の寺に向けて発車した。
すでに寺に直接おいでくださった方々が本堂でお待ちだったので少し慌てて礼服に着替えてようやく読経が開始された。
新仏の為作った位牌は弟が持参し、私はと先祖と一緒に収まった母の位牌を持参して並べて読経してもらった。
その後マイクロバスで移動墓地へ。昨秋建立した父と叔父兄弟地蔵の慰霊像の正面にあるお墓に蘇東坡を納めて皆で焼香をすませた。
バスに乗り直会(なおらい)会場に到着式場のテーブルに就き会食前に親族で最長老の発声で献杯して食事が始まった。
告別式とおなじく、会場には宗さんの あ り が と う の歌をBGMでリピート演奏して、私が描いた母の油絵を飾り、母が第一子として私を生んでくれた古い写真をはしめ、お世話になった方々とのスナップのアルバムを展示して皆さんのご覧いただいた。遠く愛知県から駆け付けくれた従妹がわざわざ持参してくれた私らが結婚式を挙げた時の 懐かしい古い写真はその変わりようで結構盛り上がった。高齢者が多く寺の石段の上り降りには難儀していた、これからは当分式は無いが、こうした点も今後は考慮しなければならない高齢化社会だ。地元を離れて60年知った人がいないところで施主となっての法要は、案内状や席の割り振り、出欠の取りまとめ、プロヂュースその他受付会計、欠席者への料理や引き出物の届けなど離れた仙台に住んでいて大変だったがようやく無事滞りなく執り行えて安心した、お陰で3Kg体重が減った。減量できてよかったと母ちゃんに感謝すべき。