Truth Diary

マンゴーで偲ぶ、粋で暖かいお人柄


見事に熟した実



 お隣さんは沖縄、石垣島から東京住まいを経て来た方で、今まで何度か本場モノの美味しいマンゴ―を頂戴した、石垣島で生まれで、同居していたおばあちゃんが昨年暮れにお亡くなりになった。
 戦後すぐ珍しい職業婦人として、独り身のまま一人娘をそだてあげ、波乱にとんだ実に素晴らしい生き方をされた方で、その生涯を「母子草」という歌集にまとめて自費出版され、自分史代わりと親しい人に配り、見事にその生涯を閉じた方だ。青春時代の事、子育しながら働き、愛娘が社会人となり結婚、孫に囲まれた生活、そして東京から「終の住処」を求めて遠い北国(仙台)に移り住んだこと。生まれた石垣島への望郷の念などが短歌で独白されている。その生きさまに女の、そして母の逞しさを感じるとともに、遙か南の海から北国へ来られた人生の流浪に共響し、見事でした、と喝采を送りたい。マンゴーご馳走様でした、あったかくデリシャスな味わい見事でしたよ。

きめ細やかで凛とした品格がよくでた装丁,自分史を短歌で伝え、粋に旅立たれた人生。見事という言葉しかない 出来れば倣いたい。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生き方」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事