自炊力を養う

　ラジオ深夜便の明日への言葉コーナーで表題の提言があった。
　それは私が毎日実践している事と近く共感を持ったので紹介したい。
　提言者いわく食事と健康は密接に結びついている、しかし食事で健康を得ようという考えではなく、現在の健康を維持する食事をするのだ。
　店屋物や完成した食品はどうしても味が濃い目なものが多く、一時食するのは好いとしても継続して摂取するのは健康上良くないと言う。できれば自分で材料を選びそれを調理して食べたいものだ。
　自炊を始めたが継続できず断念するのは完璧にやろうとする人がほとんどで、カロリーや栄養素の組み合わせ等を、一食で厳密に守ろうと考える完璧主義者に多いと言う。
　毎食毎に完璧に守ろうとせずに一日単位や、２，３日トータルの栄養のバランスで良いとするアバウトさでないと長続き出来ないのだそうだ、そして時には息抜きにコンビニ弁当も利用する、その場合は少し水分を加えるなどし塩分を和らげるなど工夫するとか、カップラーメンやレトルトのパスタ等の場合はそのままでなく、冷蔵庫の余り野菜を加えるなどして足りない栄養素を補う等工夫する。
　味噌汁の具材は豆腐とネギ等と固定観念に捉われずに、トマトや魚肉ソーセージ等意外なものを使ってみる、頭を柔軟にして作ってみると意外な発見があったりして作る楽しみも出てくるという。
　また”買い出し力”を養う事も重要で、しょっちゅう買い物に行っていないと店内の何処に何が並んでいるか分からず食材選びがうまく出来ないので頻繁に通う事で勘が働き、良いものが安価で手に入つたり、掘り出し物を見つけるなど見る眼が養えると言う。自炊力と買い出し力はエッセンシャル。
　財布に優しく身体に優しい自分に合った食事を楽しみながら作り、おいしくいただくそんな「自炊力を養い」健康な毎日を継続したいものだとの提言であった。同感。