症状
一部の動物では何もみられない。 頻尿(頻度が多く、少量の排尿)。 排尿障害。 尿意切迫(もしくは、妊娠の間の顕著な排尿調節力の低下)。決まった場所以外での排尿。 血尿、混濁尿や、悪臭のする尿が一部の動物でみられる。
一部の動物には異常は何もみられない。 急性感染症:膀胱や尿道に触診で圧痛がある。
膀胱の触診は排尿を刺激する。 慢性尿路感染症:膀胱壁や尿道壁の触診で肥厚や異常な硬さが確認される。 二次感染:基礎疾患によって生じる所見。
原因
最も一般的な原因は好気性細菌である。 稀なもの:他のいくつかの細菌と真菌。
尿の停滞もしくは膀胱内にある尿の不完全排泄を引き起こす状態。
粘膜の防御機構を障害する状態。
尿管からの細菌の上行に対する解剖学的、機能的防御能の減少や、バイパスが形成された状態(筋肉の緊張、尿道の長さ、膀胱尿管接合部の消失)。
尿の抗菌力を低下させる状態(例、尿のpHや浸透圧の変化および低濃度の尿素、ある種の有機酸)。
大正動物医療センター 06-6551-5106