りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

「原発ゼロへ!」の集会に行ってきました

2011年09月25日 | なんでもかんでもコーナ~

「原発ゼロへ!原子力空母はいらない!」の大集会に参加しました。

 横須賀の米海軍横須賀基地に米原子力空母ジョージ・ワシントンが配備されて3年が経ちます。この原子炉2基を搭載する空母は、3・11の大震災で三浦半島の活断層にかなりの歪が出でいるために、万一大地震があったならば、福島原発の事故と同じような危険性が起きるのではないかと見られています。

横須賀から20キロ圏内は三浦半島全域、横浜市中心部、鎌倉市、藤沢市ですが、小田原市は相模原市などと50キロ圏内に含まれています。いつ故郷に帰れるか分からない、避難者の多くを出した放射能漏れ事故は、より身近な問題なのだと思い知らされます。

 会場のヴルニー公園にはぞくぞくと参加者が集まって来て、色とりどりの団体の旗もみるみるうちにいっぱいになりました。小田原からも西湘労連、小田原革新懇、年金者組合等の団体や個人の大勢の参加がありました。集会では福島県農民連の会長さん、日本共産党井上哲士参院議員などのご挨拶がありました。

 それと相模原市長、湯河原町長からのメッセージが寄せられていました。アピール文を参加者全員で確認した後、原発ゼロと書いた用紙を全員が高くかかげて生アピール、その後市内をデモ行進となりました。行進中は沿道を行く市民の方たちとも思いが1つになっているのを感じました。写真オレンジ色の服は元日本共産党参院議員の畑野君枝さん。会場で懐かしい友人とも再会できました(写真ツーショットの右が友人で左は私)。...


消防広域化は消防力の強化にならない

2011年09月23日 | *市*議*会*

本日の神奈川新聞の見出しに、「13年度めどに消防広域化へ」の掲載がありました。この県西地域でのことです。

 消防広域化についてはこれまで議会には報告があったが、市民へはほとんど知らされていないと思うので、新聞等を見て消防が広域化になるってどういうことなのかと、初めて知る人が多いのではないかと思う。広域化の協議なり議論は主に首長などで組織する神奈川県西部広域行政協議会等で行なわれてきたが、私はこのままこの広域化の協議・議論が進んでしまうことに、納得がいっていない。ぜひこれについてはスピードを上げて市民の方とこの是非について議論を尽くして行きたいと思っています。

2市6町で消防広域化をする?!

 消防広域化は文字通り広い地域で消防を1つにしてやるということで、県西地域2市8町で言えば、今それぞれの自治体ごとにある消防を合体するということです。現在この地方では足柄下郡湯河原町と真鶴町で1つの消防本部があり、真ん中に位置する小田原市に1本部、南足柄市と開成町、松田町、大井町、山北町、中井町の1市5町で構成する足柄消防組合の1本部がある。計画ではこれを小田原市消防本部1つだけにするということになっていて、他それぞれの市町は小田原市に事務委託をすることになっています。今参画を示すのは小田原市、南足柄市、真鶴・開成・大井・松田・山北・中井の2市6町です。

スケールメリットっていうけれど・・・

 せっかくある各自治体ごとの消防を1つにする広域化は、何の意味があってそうするのか?!、何しろそこが合点がいかないのです。消防は各行政区ごとにあるから火災でも救急でも早く駆けつけることができるのであって、広域になればそれだけ目が行き届かなくなるのに。行政は大きくなる分スケールメリットがあると、どこかで聞いたことのある宣伝をまたもや言っています。市町村合併の議論の時といい、ごみ広域化の議論といい、私にはこのスケールメリットのフレーズがこれまでの経験からするとスケールデメリットになる危険性が感じられてならないのです。

そこで、今行なわれている9月議会で消防広域化について一般質問をしました。
 質問は①住民、自治体本位で十分議論することの必要性について②消防広域化の疑問点について③本市の消防力の現状についての以上3点です。はじめに言った通り、市民等にはこの広域化についての説明や議論が全く不十分だと思っているので、広域化で影響を大きく受ける肝心な住民、消防職員、消防団員の声をよく反映させるためにもそこでの議論が大切だとその機会の必要性と、その辺りの声をよく反映させるべきだと求めました。

 疑問点では①消防署所の統廃合についてと、②現場到着時間が短縮できるとか、③高度な部隊・高機能な車両・資機材の配置等で現場対応力の強化ができるとされているので、本当にそうできるのか1つ1つ検証しました。署所の位置は(消防署・分署・分遣所)は火災現場なら通報を受けてから現場に到着し、放水開始まで6・5分とされているので、それに間に合うように数と配置がされている。減らせば消防力の低下を招くと指摘。

現場到着時間の短縮は広域化すると、他の市町から現場に駆けつけて来るが、来るだけでも時間がかかり、地理等もわからず結果遅くなる。広域化したところでは遅れがちになっているということを例をあげて示しました。高度な・・・は、国、県が求める広域化が目指すのは人口30万人における消防。人口30万人規模の消防になると、消防自動車14台となるので(国の消防力の整備指針による)、これまで保有していた個々の車両の数の合計より大幅に減らされる。減らされてはいくら高度なを強調しても、消防力は低下するとこれも指摘しました。

 本市の消防力の現状は消防職員の人数は条例定数からすると、218名。国の「消防力の整備指針」に基づく小田原市の基準数は304人。そこからすると、86名の不足で充足率は72%となる。また、平成23年4月1日現在の現有数208名からすると68%の充足率。以上が「消防力の整備指針」に沿った本市の消防力の充足率で、全国平均が09年76%とされているので低いといえる。さらに条例定数からしても4月時点の人数からすると10名の不足となっているので、市長の答弁にあった「確保できている」との評価は、当たっていないと思ったのでした。

基本は「広域消防グランドデザイン」

 行政は広域化した時点では署所の統廃合はしないなどと説明していますが、それはあくまでもその時点のことで、その先はわからないというのが今回の質問を通してよく理解できたのです。ちなみに県西地域の消防広域化の基本的な考え方は、平成22年3月の「広域消防グランドデザイン」に示されています。このグランドデザインが示す消防広域化こそ目指すところの広域化。多くの問題があると思っています。まとめとして、広域化するのでなくいまある消防力の強化をすべきだと求めました。したがって私は質問の最後に消防広域化には賛成できないことを表明しました。


台風15号

2011年09月21日 | なんでもかんでもコーナ~

 台風15号による被害は大変なことになっています。小田原も午後になると雨と風がひどくなり、側溝から水が吹き上げているなどの連絡を受けて、その場所を確認しながら地域を回りました。午後2時近くになるとますます風雨が激しくなり、傘はさせる状態ではありません。道行く人がおちょこになった傘を必死にもどしながら歩いていましたが、どの人も、もうーびっしょりでした。

 雨戸がしまっていない家が目立ったので、声を掛けさせていただきました。お一人住まいの方たちはさぞかし不安だと思います。写真は城山は谷津公民館近くの道路ですが、辺りが薄暗くなっていました。無事に台風が去ってくれればいいのになと思いながら帰宅。すると、何と今度は停電・・・。!!そのうちに主人からはJRが止まったということで、電車の中から連絡がありました。そして・・・しばらくすると、酒匂川などの水位が上がってきたため危険だということで、避難勧告を知らせる放送が防災行政無線を通してありました。台風の勢いからするとこれは本当に油断できない、住民の人達が避難されてくるだろうと思って、今度は開設された避難所となる近くの芦子小学校に向いました。

 行く途中けっこう風が強く、停電もあって辺りは暗く心細かったのですが、道すがらよく見ると電気がついている家もあって、停電はごく一部なのかと思ったのです。そんなこんなで近いのに遠く感じた学校の体育館に着くと、まだ誰も避難されている方は居ませんでした。でもすっかり避難する方達を受け入れる準備がされていて、担当する職員の方、学校の先生方がテキパキと動かれていました。そのうち1組のご家族が避難されてきて、2組、3組と私のいる間は7人ほどの方がお見えになりました。その中に赤ちゃんもいて、とにかく早く台風が去って無事に全員が少しでも早く帰宅できればいいなと思いました。

 主人は動かない電車の中に何時間もいたそうですが、夜11時半ごろ帰宅。停電は1万6千~1700世帯とも言われています。原因がわからないという情報は入っていたので、とても気になります。