りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

市民ホール市民説明会に参加し不安を覚えました

2018年02月13日 | なんでもかんでもコーナ~

2月11日(日・祝)に市民ホール市民説明会があり参加。会場は庁舎7階大会議室でしたが大勢の方が参加していて、ホールへの関心の高さを感じました。

優先交渉権者に決まった鹿島建設・環境デザイン研究所共同企業体から提案内容等の説明があって、その後質疑応答となりました。

質疑は、ほとんど従前と同じような内容でどうして63億円でできるのか?!70億とかに絶対にならないのか?!、赤字が拡大しているのになぜホールつくるのか?!、前回委員長だった人が優先交渉権者になるとは利害関係があるのでは?!、鹿島建設はリニアで談合・・・?なぜ受注できたのか?!、二次審査のコストコントロールの得点が低いのに大丈夫なのか?!客席から75%の人しか舞台見えないのでは?!等々。

昨年の12月9日の整備推進委員会にて優先交渉権者が決定となり、今年1月26日には事業協定が締結となった。これで第Ⅰ期事業である設計業務が契約となった訳だが、ここかしこに疑問問題だなと思われる点がある。

去る1月29日の厚生文教常任委員会では、2次審査の評価点が明らかになった。その中にコストコントロールと言えば、優先交渉権者に選ばれたのに、審査項目のコスト管理計画提案の提案事業費の妥当性という得点が他の2者の企業体より著しく低かった。それだけでなく、展示系機能提案書や、外構計画提案書、事業の実施体制提案書も著しく低かった。

そこでそれらについて質したが、見積もり出している内訳書の内容を審査したが、提出あったものの妥当性が見られなかった。設計者の独立性担保できるのか危惧があったなどと言うことだった。コストコントロールもそうだが設計を重視するというのが今回のホールの肝となるところなのに、これで本当に大丈夫なのかと思ったのでした。

そもそも昨年の12月6日に開かれた厚生文教常任委員会までは、「黒門劇場」と言うことで、黒を基調としたデザインだったのに、その3日後に開かれた市民ホール整備推進委員会(優先交渉権者に決まった日)に提出されたデザインは、灰色を基調とした同じ劇場でも「景観劇場」に様変わりしていた。私はこの変化にあまりにも何か信用できないものを感じたので、この変化について鹿島建設・環境デザイン研究所企業体がどう説明してきているのか質した。

コンペティティブダイヤローグにより変更あった。対話の中で圧迫感があるということになり見直しをしたと、こういうことだった。「黒門劇場」ということのコンセプトを持って事業展開して行こうとしていたのに、ガラッと変えるのはこれもポリシーのなさにがっかりさせられるのでした。黒も、灰色(いぶし銀)も暗いイメージがありすぎて、どうしてもしっくりきませんが。