ニュージーランド移住記録:さいらんガーデン

ニュージーランドの大地でスクスク育つ植物や小さな生き物たち。その愛らしさ、強さ、楽しさを小さな庭からお伝えしています。

被災牛の行方

2016-03-11 | 外の小さな生き物
3月11日。
今年もまたこの日を迎えました。


被災猫や被災犬の里親募集のお知らせを見るたびに
「人がいなくなった場所でこんなに生き残っていたなんて!」
と思うことしばしばですが、テレビの映像で何度も見かけた
立ち入り禁止地区の被災牛はどうなったのだろう?
とときどき思っていました。


友人からのメールで、被災により牧場の放棄と家畜の殺処分を
命じられた農家が現地に踏みとどまり、被災牛を飼うための牧場
「希望の牧場」を立ち上げている
と今になって知り、驚くやら嬉しいやら。
330頭もの被ばく牛が飼われているそうです。


代表の吉澤正巳さんの言葉
「売れない牛を飼い続ける意味なんてあるのか!?何度も考えた。
今でも毎日考えてる。日本中が経済というモノサシで動いている。
命というモノサシがあってもいいんじゃないか!
俺は残ることを決めた。意味があってもなくてもな。」



これは吉澤さんが福島から公演先に牽引してきた「ベコトラ号」だそう。

人間も動物も同列にしか考えられない私なので、感動しました


動物にあるのは命だけ



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