ニュージーランドの大地でスクスク育つ植物や小さな生き物たち。その愛らしさ、強さ、楽しさを小さな庭からお伝えしています。
GPSが入った宅急便を開けた
時から大興奮だったコロ
猫ウケを狙ってマタタビの粉
でも振りかけてあったのか
(※でもクロ
は反応ナシ
)
新しモン好き
のコロゆえか
箱にピッタリを頭を寄せて
データを読み込んでいるよう
まだ箱にスリスリスリスリ
思ったよりも大きい物でした
が、コロも体重6.5kgで小さ
くはないのでちょうどいい
本ニャンが気に入るのが一番
そして迷子にならなければ、
猫も人も万々歳\(^o^)/
1週間の家出を経て、コロ
も飼い主も多くを学びました。
コロは超ビビりゆえに慣れ親
しんだ旧居に戻って安心する
ことを心から望み、1ヵ月の
周到な準備期間を経て、丸1
日以上を費やし計画決行
思いは本物だと感じました。
ということは、同じ事が起き
ることは容易に想像でき、コ
ロと私たち双方のために居場
所を確認できるGPS装着を決
定しネットで購入しました。
届いた宅急便を開けたとたん
コロが飛び出してきました。
(※ナゼかアメのプレゼント
)
「コレ、ニャンだニャン」
「コレ、ボクちゃんの
」
箱にスリスリスリスリ~
「テガミ
あるニャン
」
Happy Tracking Koro☺
(※コロの追跡を楽しんで)
デッキで夕涼み中のコロ
首からGPSをブラさげてます。
もっと見せてくれるそうです。
これのおかげで夜も寝られ、
落としてなくすこともなく、
大いに助かっています
(※高かったけど
)
1週間の家出から戻ったコロ
元々抱っこ、特に夫の抱っこ
が好きではなく、抱くと足を
突っ張って抵抗
してたのに
アレっ
後足は突っ張り気味ながら、
添えている程度で押してない
前足は夫の腕をつかんでる
1週間後に『発見』されて連れ
戻され、喜んでいるのかな
猫のボディーランゲージかも
コロが見つかるまで残してい
たカリカリは
1粒だけ残され
このクセがあるコロからの私
たちへの伝言になりました
知らず知らずのうちに猫
たちから、たくさんのメッセー
ジを受け取っているのかも
家出💦までしてあまり新居が
好きそうではないコロ
でも窓際のこのスポットは
気に入っているらしい
1ぴきが気に入るともう1ぴ
きも、というのは世の常
お腹と肉球で感触を楽しむ派
クロ
特等席だもんねぇ
1週間の家出を経験したコロ
連れ戻した時はさすがにホっ
とした顔をしていました
疲れ切っているはずなので、
安心してゆっくり休めるよう
コロ専用の部屋、コ部屋用意
旧居でも使っていたものを、
クイーンサイズベッドいっぱ
いに広げ好きにさせました。
コロ城代わりのクッション城
大好きだった城も旧居も急に
なくなって混乱したのかな💦
暗くした部屋で滾々と眠り、
人恋しくなると仕事部屋に
だんだん
目つきもワルくなり
いつものコロに戻って来た
コロ
が
行方不明になってい
た1週間、クロ
は1ぴきで
どうしていたのかというと・・
まったく普段と変わらず
オマルでグースカ
「コロちゃんどこか知らない
」
「・・・・」
何度クロに聞いてみたことか
7日ぶりに帰ったコロは激疲れ💦
クロが寄り添ってました。
人vs猫の知恵比べの最終戦
のために、
最後の一計に出る
ことを決め、コロ
がいなく
なって7日目は夕方旧居にカ
リカリを置きませんでした。
代わりに私たちの夕食を早め
寝袋持参で旧居に向かう予定
で、せっせと調理をしている
と夫のスマホが鳴りました。
この後の展開は
ココの通り
元お隣さんの庭にサッと黒い
影が動き、
公式猫おばさんの
機転でコロを呼んで出てくる
のを待ち、出てきたところで
ゲットだぜ
私たちが駆け付けるまでバス
ルームに捕獲しておいてくれ
コロは御用
クルマで無事家に帰りました💦
最後の一計は未遂に終わり、
人vs猫の知恵比べは元お隣さ
んのおかげで面目が立った
あれから2週間が経ち、コロ
はGPSを首につけてせっせ
と旧居
に行っています
(完)
コロ
がいなくなって7日
飼い猫の行方不明を経験した
知り合いの何人かから、
「1週間経って帰って来た」
という話を聞いていたので、
7日は私の中で一種のタイム
リミットになっていました。
体力や精神力の限界なのか、
里心が着く頃なのか、たまた
ま家が見つけられる頃なのか
探すのではなく、待つべき
と思っていた矢先に
獣医から
アドバイスを受け、コロのお
気に入りの場所を考えた結果
最後の一計が閃きました
いくら勝手知ったる旧居でも
緊張の塊と化しているであろ
う今のコロ
にとって庭やデ
ッキはオープンすぎて、自分
から出て来る可能性は低そう
で、だったら一番好きな場所
家の中で待とう
4日から3晩連続で旧居の中に
置かせてもらった
カリカリは
毎朝きちんとなくなっており
コロが家の中に入っているの
は間違いありませんでした。
だったら私たちが家の中で待
ち、猫ドアを内側からロック
して入れても出られないよう
にし、戻ったところを御用
すぐに旧居の新しい家主に許
可と鍵をもらい、寝袋を引っ
張り出し準備に入りました。
(※猫ドアは中・外の片側、ま
たは両側をロックできます)
人vs猫の
知恵比べは最終戦へ
コロが旧居
に戻ったこと
を知った、知り合いの獣医か
らアドバイスを受けました。
『庭
やお気に入りの場所に、
ブランケットなどコロの匂い
がついたものを広げて座り、
コロが自分から出て来るのを
ゆったり辛抱強く待つこと』
私たちであっても人の気配に
振り向きもせず藪に逃げ込む
確固たる後姿に、探すのは逆
効果なのを実感し、
知恵比べ
の手段を変えなくてはいけな
いことを痛感していました。
コロのお気に入りの場所は、
旧居だったら夕方のデッキか
お隣さんの垣根までの隙間。
そしてなんと言っても外より
家の中が好きでした
さて、どうするか
金曜日だったこともあり、住
宅街のあちこちで夜遅くまで
花火が上がった
花火の日🎆
翌朝も7時には旧居周辺へ
コロがいなくなって早6日目
前日の失敗を教訓に探し回ら
ず、夫とクルマの中でコロが
出て来るのを待ちました
土曜日のせいかコロを目撃し
ていた女性は庭に姿を見せず
近所の別の黒猫が女性と、パ
ン目当てに集まって来る鳥を
求めて庭を歩いていました。
車中にいてもろくに口を利か
ず、ひたすら静かに待つこと
20分以上。不意に運転席側を
黒く艶やかな、細長い生き物
がスッと通っていきました。
『コロ』
細く長く見えたのは痩せてい
たからなのか、白い靴下を履
いて間違いなくコロなのに、
猫というよりイタチやテンな
ど違う生き物に見えました。
慌ててクルマのドアを開ける
と、コロは振り向きもせず一
目散で藪に逃げ込み、呼べど
探せど2度と出て来ません。
2日前の
『生きてる!』という
感動からさらに一歩前進で、
この目でその姿を見ることが
できました。しかし、その姿
にはショックで一刻も早く決
着をつけないと
と焦りつつ
私たちと判っても逃げていく
確固たる後姿に、どうしたら
いいのか途方に暮れました。
(つづく)
コロ
がいなくなって5日目
の11月5日はNZの全国的な花
火の日🎆🎇でした。人には
楽しくても動物には受難の日
日本のご家庭用よりも遥かに
大きな花火がバンバン上がり
光も音も慣れない動物には恐
怖でしかなく、焦ったペット
が行方不明になる事もある日
なのでどうしても夜までに、
コロを見つけて連れ戻したい
と、朝の失敗の後も旧居に戻
りましたが発見できずに夜
ゴハン
は置いて来ましたが
一晩中花火に怯えていたはず。
花火の日のコロは毎年そうな
ので、例年以上に打ち上がる
花火を恨めしく感じました。
旧居に入っていたであろうと
思えたのがせめてもの救い
(つづく)
コロ
がいなくなって5日目
会ってつかまえたい一心と、
1粒だけ残されたカリカリに
気持ちがはやったこともあり
目撃情報をくれた女性から、
「7時すぎにはパンを撒く」
と言われていたのを先回りし
私たちは7時前から女性宅の
周辺を、コロの名前を小声で
呼びながら探し回りました。
女性が7時15分過ぎに姿を現
し、お互い遠くから軽く挨拶
を交わし、女性ができるだけ
いつもどおりに振舞ってくれ
ているのがわかりました。
顔なじみだった近所の黒猫が
パンに集まる鳥を追い散らし
て遊んでいましたが、コロは
姿を見せず、女性が庭の隅を
確認してくれましたが、肩を
すくめて家に入り、すぐにク
ルマで出勤していきました。
お腹を空かせ弱ったコロが、
私たちの声に草むらから出て
来るかも
という淡い期待を
いだきつつも、すでにろくに
飲まず食わずで5日が経過し、
相当気が立っているはずで、
私たちとわかっても出てこな
い可能性も高いはずでした。
そこまでわかっていながら、
私たちは歩き回ってしまい、
コロは様子の違いに警戒して
姿を現さず、連れて帰るつも
りだった私たちの期待は見事
につぶれてしまいました
(つづく)
新居からコロ
がいなくな
って5日目はスマホの目覚ま
しで起き、そそくさ身支度
旧居の
ご近所だった女性から
「7時すぎにはパンを撒くか
ら、明日の朝いらっしゃい。
きっと出てくると思うわ。」
と言われ期待を込めていざ
コロは以前から女性が早朝に
パンを撒くのを知っていたの
か、お腹を空かせて潜んでい
たときに偶然気づいたのか。
賢いコロのこと、旧居に戻り
パンのことを思い出したか。
7時前には旧居に着き、前日
に残したゴハンを確認すると
1粒を残しきれいに平らげて
あり、コロが食べたのを確信
コロは1粒残すクセがあり、
「ボクちゃん、きたニャン」
とカリカリが囁くようです。
ガランとした誰もいない旧居
に入ってどんな想いだったか
(※引っ越し直前の写真)
小川を超えて一生懸命戻り、
誰もいない、何もないどころ
か、新しい家主の物が運び込
まれて、家には見慣れない、
嗅ぎ慣れない匂いの物があり
旧居が変わってしまったと気
づいたとき、どう思ったか
そう思うだけで不憫で胸が熱
くなりましたが、あと少しで
再会して家に連れて帰れる。
今度はうんとコロ孝行しよう
しかし、私たちは決定的な間
違いを犯してしまいました。
(つづく)