ニュージーランドの大地でスクスク育つ植物や小さな生き物たち。その愛らしさ、強さ、楽しさを小さな庭からお伝えしています。
新居からコロ
がいなくな
って4日経ったものの、夜は
無人の旧居
に入れ、
ゴハ
ンもあるという環境を整えら
れ少し不安が和らぎました。
協力的な新しい家主には感謝
の気持ちでいっぱいでした。
家に帰り夕飯の用意をしてい
ると、果たして夫のスマホが
鳴り、コロの新たな消息が
電話の主は配ったばかりのビ
ラを見た旧居のご近所で、ピ
ンと来て連絡をくれました。
彼女は2日の午後からコロを
庭で見ていました。洗濯物を
取り込むときにコロを見かけ
『2日の午前中に見かけた』
という情報と辻褄が合います。
2つの情報から、コロはいな
くなった翌日にはココを通過
して旧居に戻っていたよう
女性は毎朝パンの耳を庭に来
る鳥にあげて出勤するそうで
昨日も今日もその時にコロを
見たというではないですか
今朝も見たという吉報には、
「生きてる」
と夫婦で飛び上がらんばかり。
お腹を空かせたコロが狙って
いたのはパンに集まる鳥では
なく、パンそのものでした。
コロは前からパン
を食べる
パン喰い猫でした。
(※2013年)
「7時すぎにはパンを撒くか
ら、明日の朝いらっしゃい」
と言われ、いよいよ再会
と盛り上がり、久々にぐっす
りと眠れる夜になりました。
新居からコロ
がいなくなっ
て4日目。
唯一の目撃情報は
2日前の午前中で、それから
50時間以上経過しています。
クロコロ
は生後4ヵ月
でもらい受け、その前も飼い
猫だったのでノラ猫の経験が
なく、コロは4日も飲まず食
わずか、雨水を飲む程度か。
(※2013年2月のクロコロ)
旧居はすでに売却して新しい
家主がいますが、幸い親しく
しているため、ロックしてあ
った猫ドアを開けてもらい、
家の中にゴハン
を置かせ
てもらうことになりました。
(※以前のお気に入りの場所)
家主はまだ引っ越して来てい
ないので、空き家だったのも
コロにも私たちにも幸いで、
持参したコロの好きなカリカ
リを猫ドアから家の中に置き
旧居の周りで迷子ビラを配り
かつてのお隣さんにも挨拶し
『絶対に見つけ出す』
と、コロとの
知恵比べもいよ
いよ旧居という本丸の展開に
旧居周辺をうろついていたら
出て来てくれたかつての地域
猫、今はお隣さんの家猫フジ
「フジ
、コロ見なかった
」
「・・・・」
新居からコロ
がいなくなっ
て4日目に入った、
有力情報
こんな所まで来ていたのか
という驚きは地図で位置を確
認しさらに増幅されました。
できるだけ車道を避けるだけ
でなく、ここの通過は旧居へ
の最短距離でもありました
遊歩道の先は工事中で入れな
くても、猫にはお構いなし
見ている間にも、どこからと
もなく白い猫が現れました。
金網の柵の間を自由に行き来
コロも同じ事をしたのかも
工事現場は人も車両もない時
間帯なら、猫には気楽な場所
今度は旧居周辺に集中的にビ
ラを配り、すぐに知人が塀に
貼りだしてくれました。ビラ
は都合約200枚作りました。
(つづく)
引っ越し以来、冒険❓迷子❓
行方不明❓という名の遠征を
繰り返してきたコロがいなく
なって4日目。コロは旧居に
帰るべく家を出たんだ、と頭
を切り替え始めたところに、
『2日の午前中に見かけた』
と、小川の向こう側に住むビ
ラを見た女性から、待望の有
力情報が寄せられ、コロが橋
を渡ったのが確定しました。
さらに詳細を聞こうと連絡を
したものの電話がつながらず
再び迷子ビラを大量に作って
川の反対側に配布しました。
後に女性と連絡が取れ、コロ
とすれ違った場所、時間、状
況を詳しく聞くことができ、
旧居
に向かったことは疑
いようがありませんでした。
たった今、配ってきたビラで
は追いつかないほど、コロは
その先まで行っていました💦
すぐに目撃した場所に行って
みました。何年も前に通った
ときの「鬱蒼と樹木が茂る暗
くぬかった道」という印象が
強かったせいか、遊歩道が整
備されてからも、一度も行っ
たことがないエリアでした。
今は明るくきれいな遊歩道に
なっていましたが、コロがこ
こを知っていたとは思えず、
本能の赴くままに車道ではな
い道を選んでいるうちにたど
り着いたとしたら驚きです。
身を隠す場所は無限にありま
すが、目的地が旧居ならこの
辺に潜んでいる可能性はなく
コロを追い先を急ぐことに。
(つづく)
コロ
がいなくなって3日目
心の支えだった小川には橋が
かかっていることがわかり、
これは
迷子ではなく家出
と確信し、恐れていた旧居に
戻るという最悪のシナリオが
現実のものになりつつあり頭
がクラっとする思いでした💦
というのも、コロは元より大
変慎重というか、ズバりビビ
りで、聞き慣れない大型トラ
ックの音がしただけで、すっ
飛んで帰ってきては、自分、
ソファーの下に掘った
コロ城
の地下に避難していました。
車道は渡らず、犬の気配を察
したら逃げ帰る方だったので
今年で9歳ですが、遠出をし
たことがないと思われます。
コロがブッシュにこだわるの
は自然を楽しんでいるのでは
なく、車道に出ないで旧居に
戻る方法を探しているからで
は
という懸念は、私の中に
当初から芽生えていました。
毎日せっせとブッシュに向か
う姿を見つつ、小川さえ渡れ
れば距離が最短で、方角も合
っていると思っていました。
何度も何度も出かけるうちに
コロは橋を見つけ、渡れるこ
とを確認して、引っ越しから
1ヵ月の周到な準備期間を経
て計画を決行したようです。
問題はブッシュを抜けた後、
どこを通り、どこに潜んでい
るのかという点に移り、コロ
との知恵比べに入りました。
ぬかるみにはまって動けない
など事故の可能性が低くなり
ほんのわずかながらも希望が
湧き『絶対に見つけ出す
』
と人として知恵比べを受けて
立つ覚悟ができてきました。
その日は雨が降り、急に冷え
込んで空腹と寒さと雨をどこ
で、どうしのいでいるのか。
やはり心配は尽きません💦
コロ
の姿が見えなくなって
24時間が経過し『これはマズ
い
』と2日目にネット上のペ
ット迷子掲示板に詳細を掲載
前回の掲載から
たった6日後
あの時はびしょ濡れで帰って
来ましたが、今回は帰らず、
外の時間
が確実に延びてい
るのをリアルに感じました。
事故やケガで帰れないのか、
自分の意思で帰らないのか、
判断がつきかねるところでし
たが、理由の如何を問わず、
探し出さねばなりません
3日目には迷子猫のビラを作
り、ブッシュ周辺の家に配り
「万が一のために
」
と小川の向こう側の家にも配
布して周り、60枚以上があっ
という間になくなりました。
もしも小川を渡れたら、探す
範囲が飛躍的に広くなるので
そうではないことを祈る反面
50時間以上ブッシュにいると
も考えにくく、川に沿って上
流か下流に大きく移動した、
ぬかるみにはまって動けない
など新たな不安が募ります。
「裏のお宅を訪ねてみよう
」
と思った矢先、クルマで帰宅
した奥さんに事情を説明して
庭に通させてもらいました。
このお宅には
引っ越し3日目
で、コロが庭に迷い込んだ時
にも協力してもらいお世話に
なっています。理解ある動物
好きの隣人で助かりました。
トロピカルガーデン風にアレ
ンジされた庭を小川まで下り
ていき、そこで目にしたのは
まさかの橋💦
小川が川向こうの家との境界
線になっていると思い込んで
いたら、裏の家は小川の両側
の土地を所有していて、かつ
ての飼い犬や庭の管理に人が
渡れるように、幅の広い板が
渡してあるではないですか
橋を見た瞬間にコロが渡った
と確信しました。とっくに川
の向こう側に出て、さらに遠
くに行っているのでしょう。
(※川はブッシュで見えません)
この時点で、事故やケガで帰
れないのではなく、自分の意
思で帰らないのだと理解し、
これは迷子ではなく家出だ
「いつかやるかも💦」
と薄々気づいて警戒していた
旧居への一大遠征への可能性
が急速に浮上してきました。
(つづく)
引っ越し以来、コロ
は熱心
に裏の
ブッシュ遠征に出かけ
この熱心さには訳がある
(※ブッシュへの入り口
猫道)
と薄々気づいて警戒していた
旧居への一大遠征
コロの執拗なまでの熱心さと
元来からの頑固さ
を考えて
「いつかやるかも💦」
と警戒しつつ新居を気に入る
よう
コロ城(仮)を築城したり。
その中で心の支えだったのが
ブッシュに小川があること
ブッシュはすべて面している
住宅の私有地なので、人は入
れませんが猫は出入り自由。
小川は人が渡れない幅だと聞
いていたので、
川向こうの猫
がこっちに来られないように
コロも向こうには渡れない
と、高を括っていました。
(つづく)
「つかまえたよ~」
と元お隣さんから電話があり
すっ飛んで行った先には・・
引っ越し以来、
冒険❓迷子❓
行方不明❓と言っていたコロ
の外出はとうとう家出レベル
になり、ついに1日以上かけ
旧居に戻ってしまいました💦
そこまでの情報はキャッチし
ていたので、ご近所に頼みま
くりで、とうとうお隣だった
公式猫おばさんが捕獲成功
連れ帰りました
またまたクロ
が出て来て
なにげにおててタッチ
やっぱり心配してたのかな
今度という今度はGPS装着
「・・・・」
クロ
が猫たちとゴロゴロ
みんなと一緒がいいの
それとも長さが合うのかな❓
「・・・・」
まったく出かけずにステイ
ホーム。新居
でオタク猫
運動不足がちょい心配💦
「あっ、ブッシュに猫がいる
」
今度は夫が気がついて、
「どこどこどこ
」
やっと見つけられたコは
望遠めいっぱいでこれぐらい。
白黒かと思ったらサバ白かな❓
まだまだいそう
ブッシュの猫
ブッシュに猫がいる
引っ越して以来、初めて
ブッ
シュに猫がいるのを見ました。
大きなトラ猫。この一角は菜
園だったのか開けています。
眺めはいいし、鳥は飛び交っ
ているし、川のせせらぎも。
身を隠すところもふんだん。
コロ
が病みつきになって
しまったのも少しは判る
自然っていいよね
まだまだ肌寒い日もあって
暑がりクロ
もシープスキン
からなかなか離れられない
陽が差せば日向ぼっこも
でも今日は雨
で寒いから
オマルで丸くなってネンネ
なんだかんだと1日在宅
で
自主ロックダウン中のクロ
新しい場所に越して来た
ので出会うのも新しい猫
飛び切りのカワイ子ちゃん
あいさつに出て来てくれて、
大感激
はじめまして
これからヨロシクね
スリスリスリスリ
ヌリヌリヌリヌリ
この後、頭ナデナデまで進展
でも散歩中の犬が通りかかり
またね
足で征伐していた猫たちに見
守られながら、コロが爆睡中
どうやったのか不要になった
電話線に自分から絡まって、
写真を撮っても起きずに熟睡
器用だニャン
おいらぶきっちょ