私の食事日記

いつまでたってもブログ練習中

実録 お葬式 ⑫ おくりびと 来たる

2009-06-16 17:04:14 | 母をみおくる
6月5日(金)曇り時々雨粒

昼食後、喪服に着替え、そのままお通夜に行けるよう準備をします。

2時くらいから親戚が集まり、3時前に納棺師さん2名登場。

桃色の白衣(?)を来た女性が二人。

はじめにいくつかの確認事項
(たとえば、ゴム手袋をして処置をするのは厚生労働省からの指示とか、お線香は立会者全員がもつ風習があるが、それをすると部屋が煙くてしかたないので葬儀社で用意したお線香1本のみを使用する)を言われ、
同意すると始まります。

映画の「おくりびと」観ましたか?

私は見に行くつもりの時に、母が倒れたので見ていませんが、
たぶんその評判にも負けない丁寧できれいな納棺でした。

親戚達も「ほぉー」とうなります。

お仕事とはいえ、こんなに大切にきれいに見せてくれる納棺師二人の仕事ぶりに感謝、感謝

葬儀社ってすごい仕事だな~と最中も事後も思うのでした。

納棺が終わり、母が父と斎場に向かいました。

さあ、これからが母を見送る本番の幕が上がります!

ある意味戦い…。

気を引き締めていきます

実録 お葬式 ⑪ 担当さん頼み

2009-06-16 16:04:52 | 母をみおくる
6月5日(金)

昼ごはん
お茶漬け・茹でキャベツ・大根浅漬け・

予定より早く葬儀社の担当さん登場。

母のいる部屋で私と姉が応対。
昨夕叔父夫婦が取りまとめてくれたお花や盛りかごの数に
私と姉が「子供一同」としてお花を2基プラス。(1基1万500円)

他、パンドラの箱が開いた内容について説明し、
解決策を担当さんの説明を聞きながら打ちます。
「どこのお宅のお葬式でも必ずゴタゴタは起こります」
と、冷静にフォロー。

父が
「何を長いこと話している!」
「かあさんの横におりたいんや」
と、切れた以外はスムーズ。

父よ、この話し合いは本当はあなたが仕切るのよ…
 

実録 お葬式 ⑩ 死亡広告

2009-06-16 16:04:41 | 母をみおくる
6月5日(金)お通夜の朝

今朝も母の膝元に座布団を敷いて仮眠しました。

「おはよう!お母さん」

葬儀社の担当さんが11時くらいに来て、細かい確認。
午後3時納棺で葬祭場まで向かう予定です。

今朝、新聞の死亡広告欄(お悔やみ欄)に母の事も載り、
ご近所さんや母の友人が駆けつけてくれました。

母の友人とはお互い電話で愚痴話をしていたようですが、
本当にお互い助け合い励ましあっていた二人なので
死亡広告欄に載せてよかったかなと、思いました。


朝ごはん
バナナ・菓子パン・ゆでキャベツ

実録 お葬式 ⑨ 父の衝撃

2009-06-16 15:47:24 | 母をみおくる
6月5日(金)未明 

今日11時には香典返しや通夜振舞いなど葬儀社にオーダーする数量を確認中、
父が居間に出てきました。


「母さんとよくしゃべったわ、思いでなな~」
「今よく寝ているわ」
「お前達何はなしている?」

娘ポカーン

「お母さんのお通夜の相談しているの」

「お母さんって誰の母さんや?」

「家の」

「なに縁起でもないこと言っている、母さん病院から帰ってきたのに」

「だから、お母さん病院で亡くなったでしょう」

「ええっ!」

これが演技なら父はダスティン・ホフマン、ジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロにも勝てます。

昨夜、従妹が来て元気付けられた父はこっそり熱燗をして飲み、そのまま母の部屋でお守りするうちに、転寝し記憶が混濁した模様です。

何回か同じ会話を繰り返すうちに、現実に立ち返れり

しょんぼり。

父にとって母の死は計り知れない衝撃を与えているようです。

お通夜、告別式を前に父の混乱は、喪主としての私と同居の姉にはずっしりとのしかかります。

そして、喪主を引き受けてよかったと思うのでした。