言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

感謝を伝える大切さ。

2021-08-27 06:21:00 | 日記
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

訪問看護ステーションで勤務する前はデイサービス、その前は病院で働いていました。

学生時代のアルバイトを除けば言語聴覚士しかやっていません。

組織の中で働いていると、業務や人間関係で悩むことがあります。

そういう時は、目の前の患者さんとリハビリを行う事に集中していました。

患者さんの事を考えていれば、その他のゴタゴタは頭の隅っこに追いやれます。

また、高齢の患者さんやご利用者は、義理堅く、訓練終わりや退院時に

「ありがとう」と言ってくださる人が多く、自分の存在意義を感じることができます。

したがって、リハビリ職や看護師など直接サービスを提供する職種はいいですが、

事務職や調理スタッフなど直接関わる事が少ない職種の方はモチベーションを維持するのが難しいのではないかと感じていました。

昨日、今勤務している訪問看護ステーションの社長が

当社で勤務している事務職の方が試採用期間が終わり正社員になるタイミングで

「現場のスタッフはご利用者から沢山の感謝や元気を直接もらえるが、事務の〇〇さんはそれが出来ないから私達から感謝を伝えよう」

と提案がありました。

もちろんスタッフ全員賛成で感謝の色紙を渡す事になりました。

医療や介護はチームで仕事をしており、

現場スタッフだけでは成り立ちません。

それぞれがリスペクトし合い、相互に感謝する事が大切になります。

この事は家族間でも同様かもしれません。

外で仕事をしている人は家庭以外で存在意義を構築できるかもしれませんが、

専業で家事をしていると、家族からの感謝やその言葉がないとモチベーションが維持できないですね。

周りの人あっての自分であり

その事に感謝をする。

そして、その感謝を言葉にして伝える。

本当に大切です😊