昨日は失語症向け支援者派遣事業の実施に向けて県の職員とリモートで打ち合わせがありました。
県の職員の方は熱心で私達言語聴覚士会の事をリスペクトしてくださっている事が伝わってきました。
私は上手く話すことが苦手です。
言語聴覚士なのに苦手なの?
言語聴覚士は話すことのプロでは?
と思われる事がしばしばあります。
しかし、医師が全員健康と限らないことと同様に言語聴覚士でも話をうまくできない人もいます。
昨日の県の職員の方は非常に丁寧な話し方をされていました。
またこちらが言う事を否定する事なく、
復唱して肯定してからご自身の意見を述べられていました。
聡明な方で話す内容も的を得ていました。
しかし、丁寧で尊敬の念を込めて話してくださるが故に大変理解するのに労力がいる話し方をされていました。
伝えたい核となる内容の周りには多量の丁寧な言葉が付いています。
また、その内容に行くまでにこちらを肯定する内容が挟まるので時間がかかります。
意見交換の席では可能な限り余分な言葉を減らしてシンプルに伝え合う方が議論は深まり易いと感じました。
言葉遣いよりも何を伝えたいかにもう少し焦点を当てた方が分かりやすく効率的です。
相手を敬い、協調性を大切にするのは
日本人の良い慣習ではありますが
その事は大前提で議論の場には持ち出さずに
話し合いでは言いたい事を直球で伝える。
初めと終わりに感謝の気持ちを伝える程度で十分だと思いました。
見た目や言葉遣いよりも内容や中身で判断される世の中になって欲しいです。
打ち合わせや話し合いが多い仕事の方は本当に大変だと思い、そういう仕事をされている方を尊敬します😊