言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

寝る前の習慣

2021-09-10 06:28:00 | 日記
私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

先日、高次脳機能障がいの方の奥様から

夜中に急に起きて「今から戦争に行ってくる!準備をしろ!」

と大騒ぎして幻覚症状が出ました。

と相談を受けました。

私は本人様になぜ、戦争に行こうと思ったのか聞いてみました。

すると、昼間に特攻隊の特集をやっていて、大泣きしながら見たとの事。

私は奥さんに病院へ行って医師に相談するのはもう少し様子を見てからにしてはどうかと提案しました。

幻覚に理由が存在したためです。

脳は寝ている間も働いていると言われています。

起きている時に考えていたことを継続して考えています。

つまり、この幻覚は昼間の出来事を夢で見ていたか、脳が考えていて、

行動してしまったのは、現実をうまく理解できない高次脳機能障がいのためだと考えられます。

もちろん、いつもない幻覚が出たという事は疲労や不安など何かしらの要因はあるので、ゆっくり休養するように助言しました。

この事から昼間の出来事全てをコントロールするのは難しいですが、

寝る前は良いイメージやポジティブな事を考えてから寝る方が脳や精神的に良い事が分かります。

私は楽しいことを考えると眠れなくなるので

布団に入ったら、今日も一日色々あったけど、ご飯も食べられて、元気に床に着けたことに感謝をしてから寝ています。

そうすると、不思議と、元気に目覚める事が出来たことに感謝の気持ちで起床することができます。

寝ている時も脳は活動している事を意識して

寝る前の思考を整えると一日の始まりが気持ち良く始まります。

是非やってみてください😊


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