竹島クラフトセンターの大暖簾の縫製を始めた。
製織をしたのは竹島クラフトセンターの開設当初で１枚目は作ったが
３枚作る予定だったので今回新しい暖簾を作ることになった。
幅240cm 高さ350cmの大きさの暖簾をジャガード織機で織って作ってみたのだ。
使った紋紙データーは緯糸本数の合計21200枚を使った。
計算してみたら途方も無い金額になったが、自分で作ったデザインと
紋紙を持ち込んで白井織物の社長にお世話になって織り上げた
竹島クラフトセンターの教室内に広げてみたが改めて大きさに
圧倒されてしまう。
今の日本の繊維産業界ではもうこんな馬鹿なことはできない
世の中になってしまったが、
本当は馬鹿を真面目にやる気迫が必要な国になったのかもしれない、
故郷の偉人本田宗一郎氏が成人の日の会話の中で
「今の私は欲しいものは何でも買うことができるが、私でも買うことができない時間が君にはある」
というお話を聞いたが、私も当時の本田宗一郎さんと同じ年代になってしまった。
