今日から教室が始まりました。
早速生徒の作品が持ち込まれてきたので紹介しよう。
豊川市から通うTanakaさんの作品で素材は麻糸の のれん
細く 薄く 軽く そんな世の中だが
女が織った荒のれん
重く 厚く 重く と
女が織った麻暖簾だ
自然そのままを麻のれんの中に
真の自然に対する意識が存在していた。
手触りも荒く、男のれんの風情に
しっかりと根拠のあるものを求めているのかも知れない
のれんを潜るには一寸勇気がいるような麻のれん
そんな生きる勇気がいる世の中が、
今そこまで来ていると思っている
TVからはペラペラと軽く 滑らかな言葉の中身が
薄ぺらで中身が見えない、
そんな世の中に私は生きているのかも知れないと麻暖簾で思った。