昔し織物工場を経営していた人や工場で働いていた人は
手織り織機を見て懐かしい想いに浸る人も多い、
それは愛知県が繊維産業王国で近代化日本を支えて来た時代があったからだ。
今は自動車関連企業王国の愛知県だが、最近の生産基地を海外移転傾向を見ると、
繊維産業と同じいつか来た道をたどらなければ良いが…、と思う今日この頃だ。
さて、今日は私と同じ世代のカップルの手織り体験である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9b/869f7dddb1a27c13463660602062f826.jpg)
糸の手紡ぎの実演や機織りの実演を見て懐かしさを覚えるの何故だろう、
くるくる回る紡ぎ車に興味を持つ幼児から、織機を覗き込むお父さんまで
織物にノスタルジーの感覚を持つのは人類共通なのだ。
「経糸の奇数偶数糸が交互に上がり下がるすることにより
織物組織が構成されて、織物の基本である平織りが織り上がってくる。
「あら、本当に織れてくるわよ」
「なるほどね、こうして織物が出来るんだな」
などと感想を話し合いながらコースターが出来上がりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/2c/f053c6b431e8225c297c1bb0f8133dea.jpg)
出来上がったコースターを見合って微笑むご夫婦を見て
織物は心の余裕が無ければ出来ない行為であると思った。
熟年の余裕を感じた素敵なカップルでした。