今日は日曜日
朝は強雨風でテントが舞い上がり危険でなので
屋外タープドームの手織体験は中止となった。
教室内では豊川市から通う裕一君が、織機に経糸をセットする作業をしています
手織では重要な作業でこれが出来ないと手織が出来るとは言えない、
先週には経糸の本数を数え、綾を取る整経の作業を終えているので
今日は織機にその経糸をセットする作業である
綾を取り整然と整経された経糸を一本一本筬に通し、
今日は綜絖に通す作業である
「左手の位置を変えて」
「綜絖の穴を通したらそのまま引く」
と師匠から注意が飛ぶ中で懸命の作業が続いている
「この作業を正確にするために、経糸に綾をとる意味が分かりますか?」
「綾棒の上下を確認しながら通す」
などなど師匠の身振り手振りの説明が続く中で作業は続く
一挙一動に、作業の意味があり無駄な動きを減らす
一本のミスがあればこの先の作業には進めない、
細心の注意は心身ともに疲れる作業であるが
裕一君は耐えて作業が続けている。
「出来ました!」
全部の経糸が通されて経糸が整然と並んだ
「よく、ここまで出来ました!」
「頑張ったね」
教室の人達から応援の声が掛かります。
「あー、疲れたー」
今日の作業の綜絖通しを終えてコーヒーで一息入れる裕一君、
これらの作業を繰り返す訓練が続きます。
一つ一つ技術を身につけて自らのセンスを発揮し、
作品発表のステージを創る為の努力が続きます。