蒲郡市観光商工課主催の[冬休み親子で手織教室]が開催されました。
12月18日、竹島クラフトセンターで午後1時から行われました。
新型コロナ感染予防対策で今年は定員3名になりました。
2m以上の距離を置いて配置された織機3台と糸が準備され
予め参考資料に、織物デザイナーがこの教室用に作ったデザインをもとに
参加者が色糸を決めて織り始めました。
デザイン画をもとに糸の量を計算しながら織り進めます。
経糸は予め整経した白と黒が織機にセットされています。
それは、白の糸と黒の糸との交差によって一色の糸がどのように
変化するかを楽しんでもらうためです。
観光商工課の主催者の挨拶と教室の説明で教室はスタートしました。
最初は緊張していましたが、スタッフから織物が織れる原理と
織機の操作を学びながら進んでいきます。
「緯糸を変える方法を教えてください」
「次はどうすればいいでしょうか」
緊張もほぐれ織機の動く音も軽やかなリズムを刻む頃には
生徒さんも手織に集中しているようです。
「無我夢中になって織っていました」
3時間も過ぎると織り上がる人もあり、織機からマフラーが切り離されます。
「わー!素敵だわ」
と声が上がります。
4時には手織教室は終了ですが、まだ織り終わらない人は
後日都合の良い日に竹島に織りに来ていただいて完成する事になりました。
この教室を機会に織物に興味を持って頂いて
繊維の町蒲郡、の魅力を知っていただけたら最高です。
今日の教室のマフラーの素材は三河木綿では無くて羊毛を使用しましたが、
蒲郡市は最近まで毛織物の生産都市でもあった蒲郡市の産業の成り立ちを意識して
ウールを使用しました。