お母さんが織物を勉強中なので私も体験してみようと
娘さんが手織り体験にやってきた。
三河木綿の綿から糸を紡いで織る作業の
三河木綿のフルコースに挑戦するのです。
棉が綿に変わる綿繰り作業を体験した後
弓を使った江戸時代の綿打ち作業で古来の綿作りをして
その綿を紡ぐ手紡ぎを体験する。
「あー切れそう、切れないですか」
「大丈夫、切れても大した事はない」
できた糸を持って手織り織機に向かって
機織り開始です。
お母さんの娘だけあって器用にこなしています
両耳の部分も均等に織られて美しい
色糸が終わった時点で
「私が作って糸に変えたのですが」
という事で先ほど綿から糸にした三河綿を織り込むことになりました。
「自分で作った糸が織物になるなんて」
と言いながらシャトルを通しています。
「楽しいです」
一本一本を丁寧に織り楽しむ姿を見て
日本もまだ捨てたものでは無いという気持ちになった。
やがて、紺色の糸を織り込み房作りを終えるとコースターの完成です。
「できたー!」
とコースターを掲げて記念撮影です。
おめでとうございます。
お母さんのYamamotoさんは、X織り綿マフラーに挑戦中です。
「細番手のマフラーだから大変ですよ」
と言いながら娘さんのコースターを見ていた。
親子で同じ作業を体験して織物を理解するきっかけになったら
いいなーと思いました。