今日はオーストラリアからホームステイにやってきた高校生が
蒲郡竹島海岸の散策と竹島クラフトセンターの三河木綿の
手織り体験にやって来る日なのだ。
オーストラリアから蒲郡東高校の生徒のお宅でホームステイしながら
日本の生活や日本文化に触れて勉強している。
今日は蒲郡市特産の三河木綿の手織り体験して、
自分のために使う織物を作る作業をするのである。
英語で手織りを教えるのだが少し不安だ。
だが、私の娘夫婦と孫は英語の生活をしている、
つまり、婿さんがアメリカ人で、孫は当然バイリンガルだが
言葉が通じないのは日常茶飯事であるが
さてさて今日はどうなるか、
午後1時から体験授業が始まった。
蒲郡東高の先生と生徒さんのお手伝いで最初の色糸選びも
終えると織機に向かって作業開始だ。
半端な通じない英語よりも、日本語と織物を織る手順を示しなが
手織りが進んでいく、
さすがに生徒さんの覚えも早く、ホッと一安心だ。
使用している織機はオーストラリアの隣の国ニュージーランド製なので
使い難いわけはない、そして織物は世界共通の行為なので、
世界中の民族の壁を超えた行為が織物を織ることなのだ。
生徒さんも真剣に夢中になって織り進めている、
織る人も教わる人も目的は同じ、良いものを作る事なのだ。
自分の作品に名前を書き込む時にはカタカナで書いてくれて
生徒さんも日本語の勉強をしていることを知りました。
全員の作品が出来上がりました。
その後に蒲郡東高の生徒さんも体験が始まったが、
オーストラリアの生徒と変わらない教え方をしていることに気がついた。
窓の外は青い芝生の向こうは青い海と緑の竹島を眺めながら
手織りが体験が進んで行く
「夢中になって織りました」
「真剣になってしまいますね」
素晴らしい作品が出来上がっています。
「おー、ビューテフル!」
蒲郡の生徒さんも初めて織った三河木綿だ。
「集中出来て楽しい時間です」
世界で一つのコースター作りも全員の完成が近づきました。
楽しい思い出のお土産が出来ました。
「私も織ります」
と先生も手織りに挑戦です
織機に座った途端に違う世界に没頭してしまう、
この精神作用はなんだろう。
理屈なしで楽しい世界に入ることができるのだ。
曇り空でいつもより早い夕刻が来た頃に
全員のコースターが完成しました。
おめでとうございます。
オーストラリアはいまは春だが日本の竹島の緑の芝生が最高の季節だ
気持ちよさそうに竣成苑を歩く高校生達だ。
蒲郡の竹島海岸と三河木綿の手織り体験がいつまでも
楽しい思い出となって残ってくれたら嬉しいと思いながら
高校生たちを見送りました。