野山を歩くと色々な造形に出会う
それが楽しくて野や山に入る
いつの間にか春から初夏の花に変わり
私を迎えてくれる
シーズンを過ぎた花も精一杯オシャレに見せて
私を魅了する。
5月の山には雑木がいい
今のうちに緑をいっぱい感じていたい
ブルーとグリーンだがこんなに沢山の色がある
あー、なんてカラーなんだ
今度はシダが出迎えてくれたが
みんなダンスを踊ってくれた
あれー、可愛い!
楽しい植物の造形に見とれた
私も見ておくれ
と、出てきたこのおじさんの纏った意匠はなんだ
「主張しておるな」
「ちょっと、私も写しておくれ」
ツツジもこの頃にはおばさんの登場
花も終わると可愛い実をつけて
この初々しさがたまらんな
日陰に一輪のこの花にスポットライトが当たると
スター登場ではないか!
あー、この淡いブルーとグリーンの共演に
私は魅了されて見入るのであった。
動物は動かないと死んでしまうが 植物は動かないでも生きている
しかし、子孫繁栄のためにも相手を求めて動く事が出来ない生き物だ
だから生き残るに必要な装飾を身につけているのであろうか、
と、私は歩きながら考えていた。