TAKE-LOG 竹ログ

私も一人で三河木綿の手織り体験フルコース

「この子が三河木綿のフルコース体験をしたいんですが

 出来ますか」

と、お嬢様一人の手織り体験の申し込みです。

 

早速、機材の準備をして体験が始まりました。

最初に出てきたのが綿繰り機

ハンドルを回すと手前に種が、反対側に種が落ちるという

優れものの道具である。

昔の人はこのシンプルな構造でありながら十分な機能の

道具を考えたものである。

おまけに15年使っても故障しなくて時代遅れにもならない

世界遺産的道具だ。

 

次に現れたのがこの弓である。

この弓を綿の道具と言うのか、

こんな道具で何をすると言うんだ と思う人がいると思います。

 

弓は立派な道具であった、徳川家康の母於大の方は

綿打ちに兵器である弓を使って兵器の火縄を作ったのだろう、

「わー、ふあふあの綿になった」

とお嬢さんが叫ぶ

「あーら不思議だわ」

お嬢様が綿を糸にしています。

「あー、切れちゃうよ」

”大丈夫、ゆっくりゆっくり引いて”

「こんなに強い糸になった」

この糸を使って織物を作ろう

 

そして始まった機織りです。

スタッフから織物の原理と織機の操作法を教わりながら

機織りを始めました。

「今度は上げて」

「今度は下げて」

巧みに織機を動かして糸を微調整しながら一本一本織っています。

 

「手織りは楽しい!」

「織物が大好き」

と 言う、

だが、”織物業者は機屋なんて辞めたい”と言う

手織り体験の人は全員が

「楽しいです」

「面白いです」

と言う

これは何故なのだと常々考える

そんなことを想っているうちに

お嬢様は難関の房作りもクリアーして

素敵なコースターが完成しました。

「出来たー!」

「すごく綺麗に織れたね」

糸が足りなくなったからもう一色の糸を入れて

織ってもらいました。

素敵なデザインのコースターを見せて記念撮影です。

おめでとうございます。

 

”織機は美を織り出すキャンバスなのだ”


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「三河木綿の手織り体験」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事