「手織体験を体験したいんですが」
と、三河木綿のフルコースを体験の申し込みです。
「僕は小4です」
目をキラキラと輝かせた少年の目は手織織機に注がれている
「前に一度ここで手織体験していますので今日は綿から織るまでをしたいんです」
早速出て来たのは綿の種取りをする道具です
綿は植物なので種があり、それを取り除かないと綿として使えない、
だから最初に綿の種を取る道具が登場、
少年は最初は慎重に動かしたが、暫くするとすぐ慣れてリズミカルな回転が始まった。
種を取り去った綿だが、繊維は解れていない、
次に弓を使った綿打ち作業に入った。
弓を始めて作った人は動物などを獲る為の道具だったのだろうか
それとも綿の道具として考案したのだろうか、
いつも私は考える
綿打ち作業は固まった綿がフアフアに変身する作業である
「わー!すごいふあふあになってる」
ふあふあの綿を糸にする為の糸車が登場すると
少年は早くも回転させたい気持ちでハンドルを回そうとするが
「まて、まって、ゆっくりやろう、そろそろとやろう」
綿を回転させると撚りが生じてそれを引くと糸にかわる、
その原理をしっかりと会得すると少年の動作が変わる
糸車と綿を操作すると糸に変わる事を体験と体感する
次の作業は、作った糸を織るために織機が登場、
織機はニュージーランド製の本格的手織り織機である
少年は以前に手織体験は経験済みなので織機操作は慣れていて
流石に上手に織り始め、自分で紡いだ糸も織り込み
三河木綿のフルコースの体験が終わった。
私が作った竹島タペストリーの前で三河木綿手織体験フルコースで
織ったコースターを掲げて記念撮影をしました。
おめでとうございます!