初夏の海風を受けながら三河湾に浮かぶ船を眺めて
最早散ってしまった藤棚の日陰で三河木綿の手織体験が始まった。
素敵なご夫婦が手織体験を申し込み
今日は風の通る涼しい藤棚の下を選んだ。
「わー!、これがいいわね」
観光客の人出も少なく静かな俊成苑を眺めながらの機織りです。
絶景を眺めながら素敵なところで贅沢な体験となりました。
スタッフから織物の技術を教わりながらすたーとしましたが
数分後には慣れて来ると余裕の織り方を見せてくれます
「織物って楽しいです」
「夢中になって織ってしまいます」
そう言いながら織機から目が離れません
藤棚を通り抜ける風は涼しく無言の織りが続く
時も忘れ日常から離れ無心に糸を操っている自分に気づく
「織っていると時間を忘れますね」
そう、織り始めると無心になってしまうのです。
アサリ採りも織物も自分の手から物を採り生まれる、
それを作り獲る事により安心を得ることが出来る
一段一段と織る事が生活を守り、食糧を獲る事で命を守る
それが安心となり獲る事に無心になれる
それが織物を織る醍醐味でもあると思う
最後の房作りも終えるとコースターも織り終わり
手織体験も終了します。
お互いの作品を見せ合ってお互いの健闘を讃え合って記念撮影です。
おめでとうございます!