昨年のコロナ禍の中で自分の畑で栽培したコットンで
タペストリーを作りたい
と、制作意図を発表して以来
綿繰り作業に始まり
綿打ち(カーダー掛け)、紡錘車の手紡ぎ、撚り止めが終わると次に
織物を作る工程になって先週は、整経、と筬通しまで進んでいた。
今日はいよいよ綜絖通しの作業である
綾棒の綾から一本づつ糸を引き出して綜絖に通しています。
綜絖通しも終わると織機の機能が動き出します
早く織り始めを、と
周りの期待の中で作業は進んでいます。
いよいよ織り始めます!、
「最初に紡ぎを習い始めた時の糸を織ります」
と、いきなりすごくワイドルな糸を織り込み始めました。
「おー!、存在感たっぷりで良いね」
糸紡ぎも後になる程上手になって来て凹凸感も無くなった織物に変わって来るだろう、
ワイルドと上品な糸の競演になりそうだが作者がどんな配置とシナリオを書くのか
楽しみなのであります。