先日、手織体験のフルコースの予約をいただいたご夫婦のご来店です。
早速、三河古来の地綿の綿を取り出して綿の話から始まった
「これが三河木綿の綿ですがこれにはまだ種がついています」
「これを植えれば綿が出来ますか」
「はい、春になって種を蒔けば綿の芽が出ます」
「今日はこの種取りからはじまります」
種取りは種を手で毟ると綿が出来るが、それでは時間がかかってしまうのでこの道具を使います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ba/9f3b0d47c7004b650c269181b2def029.jpg)
登場したのが綿繰り器である
木製の道具であるがもう十数年は使っているが故障は無い、
ハンドルを回せば木製のローラーが回りその間を通る綿から種が剥がれて
こちら側に、綿は向こう側に落ちると言うぐあいである。
「指で毟ったら時間もかかり指が痛い」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/af/6f9ceac1a7dc5044624b7c6a712d7a66.jpg)
「不思議ですね」
「誰が考えたのか良い道具ですね」
取れた綿を糸にする糸車の登場で緊張が走る
見たことはあるが使い方など想像もつかないこれも道具である
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/82/717484c1610c3733b8c6f54501b3a971.jpg)
「ゆっくり綿を引いて、そーっと綿を引く」
「自分勝手に回せば出来るものではない、ゆっくりやさしく」
「あー!、切れてしまった」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/79/081feae5c9abbbe9fe1fa5f9e8038a29.jpg)
「自分勝手は通らない、綿に合わせて」
少しづつ糸が紡がれて、窓から差す竹島の日差しは温かく熱い糸紡ぎとなった。
「出来た、糸が出来ました」
「おー!凄い、綿が糸になりました」
「こんなに細く出来ました、嬉しいです」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b2/2457f36300bab06a52b29eea2740f10f.jpg)
そして手織織機の登場だ
お二人ともお好きな色糸を選んで織機に座り、
旦那さんはピンクで奥様が青緑色を選んだ。
「カップルで機織りをして、男性はピンク色で女性はブルーを選んで出来上がったら
芝生の上でコースターを交換したカップルがいましたよ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/9b/e951a746f5515823ab63efc6e9871700.jpg)
などなど、話すうちにコースターが出来上がり
織り上がったコースターを掲げて記念撮影だ。
コースターの房作りも、この後自分で三つ編みやマクラメ編みをして
壁に飾って楽しむそうである、
二人並んでコースターを掲げて記念撮影である
おめでとうございます♪