先日、手織体験のフルコースの予約をいただいたご夫婦のご来店です。
早速、三河古来の地綿の綿を取り出して綿の話から始まった
「これが三河木綿の綿ですがこれにはまだ種がついています」
「これを植えれば綿が出来ますか」
「はい、春になって種を蒔けば綿の芽が出ます」
「今日はこの種取りからはじまります」
種取りは種を手で毟ると綿が出来るが、それでは時間がかかってしまうのでこの道具を使います。
登場したのが綿繰り器である
木製の道具であるがもう十数年は使っているが故障は無い、
ハンドルを回せば木製のローラーが回りその間を通る綿から種が剥がれて
こちら側に、綿は向こう側に落ちると言うぐあいである。
「指で毟ったら時間もかかり指が痛い」
「不思議ですね」
「誰が考えたのか良い道具ですね」
取れた綿を糸にする糸車の登場で緊張が走る
見たことはあるが使い方など想像もつかないこれも道具である
「ゆっくり綿を引いて、そーっと綿を引く」
「自分勝手に回せば出来るものではない、ゆっくりやさしく」
「あー!、切れてしまった」
「自分勝手は通らない、綿に合わせて」
少しづつ糸が紡がれて、窓から差す竹島の日差しは温かく熱い糸紡ぎとなった。
「出来た、糸が出来ました」
「おー!凄い、綿が糸になりました」
「こんなに細く出来ました、嬉しいです」
そして手織織機の登場だ
お二人ともお好きな色糸を選んで織機に座り、
旦那さんはピンクで奥様が青緑色を選んだ。
「カップルで機織りをして、男性はピンク色で女性はブルーを選んで出来上がったら
芝生の上でコースターを交換したカップルがいましたよ」
などなど、話すうちにコースターが出来上がり
織り上がったコースターを掲げて記念撮影だ。
コースターの房作りも、この後自分で三つ編みやマクラメ編みをして
壁に飾って楽しむそうである、
二人並んでコースターを掲げて記念撮影である
おめでとうございます♪