明るい穏やかな竹島海岸です。
暖かい陽気に誘われてのんびり橋を渡ります。
ホテル竹島とプリンスホテルがどんどん遠く
なります。
今日は橋から海底が眺められます。
海鳥達は餌漁りに余念がありません。
私が目を凝らしても、双眼鏡で拡大して見ても
海底に餌らしい生物がいる事がわからないのに、
鳥達はゴカイなどを的確に捉えて食べています。
長いくちばしにセンサーがあるのでしょうか？
私は岩礁を歩くのが好きです。
岩は波に洗われるので表面が粗く、滑らないので
花崗岩の南アルプスの鳳凰三山を歩く感覚を靴裏
に感じて楽しいです。
岩礁の隙間に潮溜りが出来ています。
その小さな水溜りに小さな生物の世界が
見られます。
磯巾着がいます。（写真）
太陽の光を浴びて、潮溜りの水温もかなり
上がるのに大丈夫なんですね、
この磯巾着は中に鮮やかなグリーンの部分があり
なかなかお洒落な奴です。
今度の作品のカラー展開にこれはいけるかもと
思いました。
ところで磯巾着は何を食べているのだろうか？
帰って図鑑で調べて見ましょう。
目を凝らしてあたりを見回して見ると
海草に何か蠢いている物を発見しました。
小さくて見分けがつかないので虫眼鏡で
観察すると、
「いた！」
海草にぶら下がって動いていた物は、
小さな海老？の赤ちゃんでした。
数匹を見ることが出来ました。
海岸の岩礁歩きは楽しいです。
登山では高山植物の観賞で賑わうのに
海辺の生物観賞は何故しないのだろう
と考えながら、竹島海岸を散策する
記者でした。
