「子供が織りますが、飽きたら途中から私が織ってもよろしいでしょうか」
と、いう申し込みだったので
「織機は2台準備してお待ちしていますので途中で代わっても大丈夫です」
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ランチョンマットの織りに入る前に、作品の企画とデザインを作っていただき、
定規と計算機を使っての企画図ができました。
それが出来たら織機に座って機織りが始まりました。
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選んだ色糸をデザイン画に従って織り込んでいます。
お父さんとお母さんはそばで心配気に見守っていますが
お子様達は職人のように織っています。
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興味深々の作業で、この生き生きした表情を見ればどれだけ楽しいかわかります。
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お姉さんも織機の操作に慣れて決めた色糸の本数を確かめながら織り続けています。
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途中の休憩タイムには糸車を使ってウールとコットンの手紡ぎの講義です。
これも興味深々で上手に紡ぎができました。
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子供達が作業に飽きたらお母さんが代わりに織る予定でしたが
お子様達は飽きるどころか夢中になってお母さんとは変わって貰えそうに
ないのでお母さんはコースターの体験をしました。
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定規でデザイン通りか寸法を測りながら降り続け、
色糸を切り替える度に次の展開が見えて自分の作品の
出来具合に期待が膨らんでいます。
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そしてついにお姉さんが織り上がりました。
「わー、出来た」
「凄い、凄い、本当に出来た」
と一家の歓声が上がります。
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続いて妹さんも織り上がると、次の房作りに入りますが
総は家に帰ってからマクラメ編みなどをしたいからと
長いまま完成になりました。
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朝11時から始まって、途中で昼食タイムを挟んで完成しました。
4時間の長時間だから疲れたと思うのですが、最後までご自分で織り上げた集中力は
凄いものだと感心しています。
姉妹のランチョンマットのコースとお母様のコースターの授業を修了しました。
おめでとうございます。
TCC 竹島クラフトセンター
織物企画デザイナー
鈴木 敏泰