TAKE-LOG 竹ログ

TCC・竹島クラフトセンター、蒲郡信用金庫インターシップ繊維

8月10日は、蒲郡信用金庫のインターシップの研修でした。
三河木綿の歴史と現在の蒲郡繊維産地の勉強を、
蒲郡市産業振興課の協力を得て開催されました。

朝から竹島ベイパークにある棉畑で三河地棉の見学をして 
三河木綿の原点は農業であったことを学び、

蒲郡博物館では三河の繊維の古道具から現代の繊維産業に
至る過程を学びました。

研修室では三河地棉の棉繰作業と手紡ぎの実習を体験して、
自分で糸を紡ぐ作業の過程で道具の発明が人類の歴史にとって
いかに重要なことであったか、そして近代の豊田佐吉の
自動織機の発明と日本の繊維産業の現在までの講義でした。

その後、現在の蒲郡産地として織物から製品まで蒲郡にこだわり
作り続けている(株)三敬の工場見学をして石田社長から
現在から未来にかけての夢を語っていただきました。

安価を理由に外国からの製品の仕入れに会社の存続をかけている
企業が多い中で、真に良いものをユーザーに届けようと
三敬ポリシーを貫く社長の言葉にロマンと理念を感じました。

午後は三河木綿の手織り体験から、物を作り出す意味と物を作る
喜びを体験してもらいました。

物作るには企画、設計、計画、デザインが無ければ成り立ちません
TCCではまずデザインの作成からはいります。



午前中に博物館の研修室で紡いだ糸を用意して
手織織機で三河木綿の手織り体験が始まりました。



最初は緊張した様子でしたがさすがに選りすぐりのメンバーで
のみ込みも早く、織る姿は職人さんです。



余裕も出来て笑顔で作業も進みます。古代から人類に
備わった物作りの本能が働き喜びがわき上がってきます。



冷房の効かないくそ暑いクラフトセンターで、時間を忘れ
我を忘れて手織りは進みます。



物を作り出す辛さと喜びの中で、自分の紡いだ不細工な糸が
織り込まれた瞬間に芸術となることを知りました。
 


世界で一つのオンリーワンのランチョンマットを掲げて記念撮影です。
三河の棉で蒲郡の竹島で織った織物に1200年前に三河の海に渡来した
崑論人の想いが、あなた達の紡いだ棉に込められていることも忘れないで!。




昨日の竹島ブログで全国1618497ブログの中で 7186位にランクされました。

皆様に閲覧していただける事が何よりの励みになっています。
ありがとうございます。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「三河木綿の手織り体験」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事