TAKE-LOG 竹ログ

壬生織り木綿の会で糸紡ぎ

今日は浜松市天竜のヤマタケの蔵で開かれる壬生織り木綿の教室へ来た。
緑豊かな天竜の山何を眺めながら手紡ぎの作業である。

一時間に100gのごみ取りをした綿を綿打ちをして紡ぐのである。
紡ぎの作業は神経の集中を要する。



次々に紡がれた糸を見て自分の作業の成果を知り、
また次の展開を求めている自分がいる。



1mmの糸に全神経を使うが、それは疲れる筈なのに
糸が出来上がる毎に次の展開に期待していく、



次々と次の展開に期待して時も忘れてしまうのだ。
もうやめよう、もう少し良いのができるかも、
それが毎度の繰り返しである。
苦痛の筈が脳で楽を感じている自分に気がつくのだ。
快感物質でも分泌されているのだろうか。



人間の生きる様が糸紡ぎに凝縮されているように感じるが、
次の展開の期待することこそ人間の生きる原動力に思えるのだ。

人類の歴史の中では、糸を紡ぐことは命を守ることであり、
将来の安全を得ることに繋がる、それが楽しい行為になっているのだろうか。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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