*ダークソウル2のストーリーネタバレを多く含んでますのでご注意下さい!
ダクソ2ってキャラの印象が薄いっていう意見も多いけど、あたしにはそう思えないんだよな~。むしろ1の方が訳わかんない展開になったキャラが多かった気がするよ。いかにもキングスフィールドっぽい、と言えばそんな感じの。
こればっかり言ってるようですが、前作はアノールロンド+シースまでしかクリアしてないからそれほど世界に没入してない、というのはあると思う。印象に残ってるのはソラールさんとベアトリクスだっけ?魔女の人、アノールロンドの麗しき暗月の君、あとは師匠周辺くらいだし。
しかもソラールさんのオチもなんかもやもやだけが残るし(あたしは姫様に人間性を捧げまくってソラール亡者化を回避しましたが)、ベアトリクスも何かを求めて深淵に行ったまでは分かるけど、肝心の背景はまったく不明のまま。暗月の君の設定は萌えるものはあるけど結局敵対しなければ姿を拝む事も出来ない関係だし、師匠一族は悲劇的だとは思うけど、結局自業自得と言うか、余計な事しちゃったんですねえ…みたいな醒めた目線でしか見られなかった。そういう淡々とした無常な雰囲気を高尚とするなら、1に比べて格段に話がシンプルで分かりやすい2は安っぽくてつまらないという感じなのかな。
それはともかく、まずNPCキャラの筆頭と言えば、一応ヒロインらしい火守女の緑衣ちゃん。終盤で彼女の本名と彼女自身に秘められた驚くべき秘密が明かされる訳なんですが…。
よく言われてる事だけど、緑衣ちゃんに関わるストーリー部分はかなりごっそり削られてるらしくて、せっかくの盛り上がる告白もプレーヤーにとっては「へえ~それが何か?」としかならないのが残念すぎる。
緑衣ちゃんの断片的なセリフと竜周辺の仕様を見る限り、本当はダクソ2は竜が話の根幹に関わるストーリーになってたっぽい。プレーヤーは竜を通じてこの世界の謎と緑衣の火守女の存在の悲劇性を知り、自分が為すべき事を模索する…という展開だったのかなあと。
もしそれがちゃんと描かれてれば、今よりかなりテキストにボリュームが出ただろうし昔のFF並に謎が謎を呼んで急展開するストーリーになってたのかも。ただそれだとデモンズや前作のダクソ、もっと言えばキングスフィールドシリーズとはかけ離れた雰囲気になったかもしれないけど。
話が飛ぶけど、緑衣ちゃんに足ぶらぶらはあんまり似合わないよね。(^^; あれはどこかポヤっとしてたかぼたんがやってたから可愛かったのであって。
緑衣ちゃんには、ぼーっと石に指で何か書いてるモーションやってて欲しかったな。プレーヤーが話し掛けるとやっと我に帰ってちよっと恥ずかしそうにするとか。緑衣ちゃんはわりとツンデレタイプなので(笑)。
上で緑衣ちゃんをヒロインと書いたけど、それについては大いに意見が分かれる所だと思う。なぜならダクソ2にはダクソシリーズで伝説になる事間違いなしの女性NPCルカティエルがいるからですよ。
召喚したはいいけどついて来なかったりボス霧を超えられなかったり挙げ句の果てに何もしてないのに水路に落ちてロストしたり…AIの素っ頓狂ぶりばかりが語られがちなルカだけど、実際彼女のエピソードを最後まで追うとかなり切ないよね。特に最後の、自分の名前を覚えておいて欲しいっていう懇願は毎回半泣きになる。
ルカちんはせっかくゲットした人の像をプレーヤーにあげちゃうからなあ…だからそれ使えって!とじれったく思った人も多かろう(笑)。いっその事、ルカに人の像を渡して亡者化を回避するイベントがあっても良かった気がする(笑)。
あたし的に一番響いたのは…ヴァンガルさんでしょうかねえ…。
ヴァンガルさんは姿も衝撃的だし、対面するのが霧に包まれた無音のフィールドっていうのもあって、最初に話を聞いた時のインパクトは忘れられないものがある。特に「この姿になって移りゆく空を見ているうちに、違う生き方も出来たのだと気付いた」とかいう辺りにはぎゅ~っときたよ。
ヴァンガルさんは最初はあっち行けとか1人にしてくれとかそっけないけど、話をしていくと最後は話せて良かったみたいな事を言ってくれるのがチャーミングなんだよな~。首もくれるし。いや中身は入っていないのか?(^^;
魔女っ子は鎧は着ないけど、ヴァンガルさんの首だけは持ち歩いてる。彼と話してる時いつも、「もう一度一緒に外の世界を見に行きませんか」っていう言葉が出かかる。
漠然と王城を目指す事以外に何の拠り所もない不死の娘と、斬首されて首だけになった元凶悪な戦士の2人旅…。ん~ダークファンタジーではないですか。
ヴァンガルさんは何て答えるだろうね…やっぱり断られるかなあ…。
印象的なNPCと言えばここの書き手的に外せないのが、宮廷魔術師ナヴァーランですよ(笑)。
ナヴァーランは設定自体は矛盾しているというか、確定していない感があるんだよね。
闇魔法や武器の説明には、ナヴァーランは過去に実在していた闇魔で禁呪を研究して一族もろとも死刑になったとあるんだけど、本人と話をすると「魔法の失敗から俺が出来た」「俺は人間じゃない」とかおっしゃる。
ナヴァーランについての記述と本人が話す事を合わせて考察すると、2通りの解釈が出来ると思う。
①召喚説
すでにこの世にはいない伝説の闇魔ナヴァーランの魂か、あるいは魔界の住人が偶発的に召喚されて宮廷魔術師の中に入り込んでしまった
②二重人格発現説
実は宮廷魔術師はナヴァーランに心酔していたがその事をずっと押し隠してきた。が、魔法の暴走で制御が外れ、ナヴァーランを模した人格が発現してしまった
どっちかと言えば、個人的には何か外部の物が乗り移ってるというより、この人自身の二重人格説の方が好き。
この宮廷魔術師の人は自分でも気付かないうちに伝説の闇魔ナヴァーランに心酔してる所があったんだと思う。いや気付いていて本人としては十分に制御出来てるつもりだったのかもしれない。ところが魔法の暴走でナヴァーランに憧れる人格の一部がとうとう覚醒してしまった。彼自身アンディールに招かれて好きな事やれてたくらい魔法の力はあるようだし、ナヴァーランと比べても実力的にはそれほど劣らないとしても無理はないんじゃないかな。
彼は伝説の闇魔術師の精神と技術をそのままそっくり写し取った精巧なコピーなのである。だがしかしそこにまったく同じ2つのものがある場合、オリジナルとコピーの区別に意味はあるのだろうか?…ってな感じ。
それにしても、このナヴァーランくんは本体の人のもともとの気質が根底にあるせいなのか、物騒な事言う割には可愛い所があるからにやにやしちゃうよ。代わりに人殺してくれれば自分も満足して大人しくしてるから~とか。しかも証拠の品を見せただけで納得してくれるし。へー信じちゃうんだ…(笑)
1周目の魔女っ子は羽を見せたあとご満悦な彼をしばらく見守って、それからおもむろにレバーを下げに行ったよ。
そーよ、あなたには死なない不死を追いかけ続ける処遇が相応しい。騙したままじゃ後味悪いし、魔法合戦なら望む所ですもの。何度でも返り討ちにしてあげる☆
魔女っ子と闇ナヴァーランとの対決の話は機会があればまた別項で(笑)。
ダクソ2ってキャラの印象が薄いっていう意見も多いけど、あたしにはそう思えないんだよな~。むしろ1の方が訳わかんない展開になったキャラが多かった気がするよ。いかにもキングスフィールドっぽい、と言えばそんな感じの。
こればっかり言ってるようですが、前作はアノールロンド+シースまでしかクリアしてないからそれほど世界に没入してない、というのはあると思う。印象に残ってるのはソラールさんとベアトリクスだっけ?魔女の人、アノールロンドの麗しき暗月の君、あとは師匠周辺くらいだし。
しかもソラールさんのオチもなんかもやもやだけが残るし(あたしは姫様に人間性を捧げまくってソラール亡者化を回避しましたが)、ベアトリクスも何かを求めて深淵に行ったまでは分かるけど、肝心の背景はまったく不明のまま。暗月の君の設定は萌えるものはあるけど結局敵対しなければ姿を拝む事も出来ない関係だし、師匠一族は悲劇的だとは思うけど、結局自業自得と言うか、余計な事しちゃったんですねえ…みたいな醒めた目線でしか見られなかった。そういう淡々とした無常な雰囲気を高尚とするなら、1に比べて格段に話がシンプルで分かりやすい2は安っぽくてつまらないという感じなのかな。
それはともかく、まずNPCキャラの筆頭と言えば、一応ヒロインらしい火守女の緑衣ちゃん。終盤で彼女の本名と彼女自身に秘められた驚くべき秘密が明かされる訳なんですが…。
よく言われてる事だけど、緑衣ちゃんに関わるストーリー部分はかなりごっそり削られてるらしくて、せっかくの盛り上がる告白もプレーヤーにとっては「へえ~それが何か?」としかならないのが残念すぎる。
緑衣ちゃんの断片的なセリフと竜周辺の仕様を見る限り、本当はダクソ2は竜が話の根幹に関わるストーリーになってたっぽい。プレーヤーは竜を通じてこの世界の謎と緑衣の火守女の存在の悲劇性を知り、自分が為すべき事を模索する…という展開だったのかなあと。
もしそれがちゃんと描かれてれば、今よりかなりテキストにボリュームが出ただろうし昔のFF並に謎が謎を呼んで急展開するストーリーになってたのかも。ただそれだとデモンズや前作のダクソ、もっと言えばキングスフィールドシリーズとはかけ離れた雰囲気になったかもしれないけど。
話が飛ぶけど、緑衣ちゃんに足ぶらぶらはあんまり似合わないよね。(^^; あれはどこかポヤっとしてたかぼたんがやってたから可愛かったのであって。
緑衣ちゃんには、ぼーっと石に指で何か書いてるモーションやってて欲しかったな。プレーヤーが話し掛けるとやっと我に帰ってちよっと恥ずかしそうにするとか。緑衣ちゃんはわりとツンデレタイプなので(笑)。
上で緑衣ちゃんをヒロインと書いたけど、それについては大いに意見が分かれる所だと思う。なぜならダクソ2にはダクソシリーズで伝説になる事間違いなしの女性NPCルカティエルがいるからですよ。
召喚したはいいけどついて来なかったりボス霧を超えられなかったり挙げ句の果てに何もしてないのに水路に落ちてロストしたり…AIの素っ頓狂ぶりばかりが語られがちなルカだけど、実際彼女のエピソードを最後まで追うとかなり切ないよね。特に最後の、自分の名前を覚えておいて欲しいっていう懇願は毎回半泣きになる。
ルカちんはせっかくゲットした人の像をプレーヤーにあげちゃうからなあ…だからそれ使えって!とじれったく思った人も多かろう(笑)。いっその事、ルカに人の像を渡して亡者化を回避するイベントがあっても良かった気がする(笑)。
あたし的に一番響いたのは…ヴァンガルさんでしょうかねえ…。
ヴァンガルさんは姿も衝撃的だし、対面するのが霧に包まれた無音のフィールドっていうのもあって、最初に話を聞いた時のインパクトは忘れられないものがある。特に「この姿になって移りゆく空を見ているうちに、違う生き方も出来たのだと気付いた」とかいう辺りにはぎゅ~っときたよ。
ヴァンガルさんは最初はあっち行けとか1人にしてくれとかそっけないけど、話をしていくと最後は話せて良かったみたいな事を言ってくれるのがチャーミングなんだよな~。首もくれるし。いや中身は入っていないのか?(^^;
魔女っ子は鎧は着ないけど、ヴァンガルさんの首だけは持ち歩いてる。彼と話してる時いつも、「もう一度一緒に外の世界を見に行きませんか」っていう言葉が出かかる。
漠然と王城を目指す事以外に何の拠り所もない不死の娘と、斬首されて首だけになった元凶悪な戦士の2人旅…。ん~ダークファンタジーではないですか。
ヴァンガルさんは何て答えるだろうね…やっぱり断られるかなあ…。
印象的なNPCと言えばここの書き手的に外せないのが、宮廷魔術師ナヴァーランですよ(笑)。
ナヴァーランは設定自体は矛盾しているというか、確定していない感があるんだよね。
闇魔法や武器の説明には、ナヴァーランは過去に実在していた闇魔で禁呪を研究して一族もろとも死刑になったとあるんだけど、本人と話をすると「魔法の失敗から俺が出来た」「俺は人間じゃない」とかおっしゃる。
ナヴァーランについての記述と本人が話す事を合わせて考察すると、2通りの解釈が出来ると思う。
①召喚説
すでにこの世にはいない伝説の闇魔ナヴァーランの魂か、あるいは魔界の住人が偶発的に召喚されて宮廷魔術師の中に入り込んでしまった
②二重人格発現説
実は宮廷魔術師はナヴァーランに心酔していたがその事をずっと押し隠してきた。が、魔法の暴走で制御が外れ、ナヴァーランを模した人格が発現してしまった
どっちかと言えば、個人的には何か外部の物が乗り移ってるというより、この人自身の二重人格説の方が好き。
この宮廷魔術師の人は自分でも気付かないうちに伝説の闇魔ナヴァーランに心酔してる所があったんだと思う。いや気付いていて本人としては十分に制御出来てるつもりだったのかもしれない。ところが魔法の暴走でナヴァーランに憧れる人格の一部がとうとう覚醒してしまった。彼自身アンディールに招かれて好きな事やれてたくらい魔法の力はあるようだし、ナヴァーランと比べても実力的にはそれほど劣らないとしても無理はないんじゃないかな。
彼は伝説の闇魔術師の精神と技術をそのままそっくり写し取った精巧なコピーなのである。だがしかしそこにまったく同じ2つのものがある場合、オリジナルとコピーの区別に意味はあるのだろうか?…ってな感じ。
それにしても、このナヴァーランくんは本体の人のもともとの気質が根底にあるせいなのか、物騒な事言う割には可愛い所があるからにやにやしちゃうよ。代わりに人殺してくれれば自分も満足して大人しくしてるから~とか。しかも証拠の品を見せただけで納得してくれるし。へー信じちゃうんだ…(笑)
1周目の魔女っ子は羽を見せたあとご満悦な彼をしばらく見守って、それからおもむろにレバーを下げに行ったよ。
そーよ、あなたには死なない不死を追いかけ続ける処遇が相応しい。騙したままじゃ後味悪いし、魔法合戦なら望む所ですもの。何度でも返り討ちにしてあげる☆
魔女っ子と闇ナヴァーランとの対決の話は機会があればまた別項で(笑)。