DDONメガドのサブクエ「暗部を暴きし暗躍者」のストーリーまとめです。全編ネタバレですのでご注意下さい。
「おまえの従者、ポーンって言ったか。異次元から湧いてくる妖魔のようなものだと聞いたが、人にしか見えねえな」
「人だよ、生まれ方は違うけど覚者と同じ竜の力を持った人なんだよ。こう言ってもあんまり信じてもらえないけど…」
メフィスクエ終わったよ~。終わってしまったっっ…。
中盤から怒濤の展開で一気に進んでしまうよね。もっとゆっくりやりたかったけど先が気になりすぎて進めてしまったよ。
もしかしたら本人死亡EDもあるかもって心配してたからさー…メフィスには目的達成のためならおぼじゃを隠れ蓑にするどころか自分の命も投げ出しかねない、ナヴィドの屋敷にカチ込むまではそんな雰囲気も漂わせてたよね。
メフィスのサブクエのストーリーはメガド陥落の真相を解く内容で、メインストーリーに組み込まれてもいいくらいに濃かったですよ。どうしてメガドみたいながっちりした大きな街があっけなく攻め落とされてしまったのかっていう謎が解ける。
メガドの防衛を内側から解いてオーク達を突入させたのは執政のナヴィドだったんだよ。彼は攻め込んできたオーク達に「王家は堕ち後継者は行方不明、戦う必要なし」と言ったらしい。
ナヴィドが以前からオーク達と密通してたという事ではなさそうだけど、王家の体制が崩れた事を知った後すぐにアッカー家への離反を決断したのは確かで、日頃からそういう気がないと無理だよね。オークの力を使ってメガドを自分のものにして新たな王にでもなるつもりだったのか…。
で好き勝手やってる所に、王子の助っ人になったレスタニアの覚者とかいう得体の知れないのがやってきて、共謀者のオーク一派をメガドから追い出してしまったと。
覚者がいろいろ気付いてヤバくなる前にとっとと消してしまえと屋敷に呼んでオークを仕掛けてみたけど、その計画を察知したメフィスが覚者を味方に引き入れようと救出しに行った、それが序盤の真相だったです。
メインクエストで最初にメガドにカチ込んだ時に手助けしてくれた街の人達がいたよね。この人達ってレジスタンスって名乗らなかったっけ…? なんか設定ありそうだと思ってSSだけは撮ってた。この後みんなオークに殺されてしまうのか…。もしかしたらこの時メフィスもしれっとNPCとして紛れてたりして
しかしナヴィドはどのくらい赤竜乗っ取り騒動について知ってるのかな。メガドの施政を任されてたっていうならかなり地位は高いはずだし、王家に近い位置にいたはずだよね。実際に赤竜が襲撃された現場にいなくても、そうなるまでの兆候みたいな情報は持ってそうなんだよな…。
これまで出会った人達の話を聞いてると、どうも同時多発的にいろんな所で襲撃があったみたいだし、やっぱりオーク軍と結託した計画的なクーデターを疑ってしまうよね。
あれだけ復讐心を燃やしてる気配があったメフィスなんだけど、彼はナヴィドを殺さなかった。ナヴィドは檻の中で生きてるんで、ぜひ次のメインストーリーで事情を語って欲しい所だよ。そんなの待たなくても首謀者からダイレクトに話が聞けるってか(笑)。
前項で元憲兵には優しいと書いたけど、メフィスはオークにも優しかった(笑)
オークとの癒着とメガド陥落の罪の証拠を掴んでナヴィドの屋敷にカチ込む前に、レジスタンスメンバーと集会を開くんだけど、メフィスはそこで自分の事をいろいろ語ってくれる。
ナヴィドの実兄で前執政エミル侯爵が作った孤児院で育った事、エミルを本当のお父さんみたいに思ってた事、将来はエミルの下でメガドを護る騎士になりたいという夢があった事、本当は覚者を利用するつもりで助けに行った事…。
覚者はすでに「ナヴィドはエミルを毒殺して執政の座を乗っ取った」とメフィス本人から聞いているんで、メフィスがどこか思い詰めた雰囲気だったのは父親同然だった恩人の仇を取りたいと必死になっていたからなんだ…と察しちゃいますよね。
おまえを助けてよかった、信頼しているという最大限の好意と感謝をメフィスは彼なりの言葉で伝えてくれるんだけど、この時ですら覚者に言わなかった事が1つありまして…。
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それが「ナヴィドへの私怨でレジスタンス活動してる」って事なんだよね。ナヴィドとの対決の直前にメフィスはそれを隠していた事を覚者に伝えて謝ってくる。
メフィスに取ってそれは覚者に言うのが躊躇われる、知られたくない事だったらしい。それを覚者に打ち明ける気になったという事は、この時点でメフィスの心境が大きく変わっていたという描写だろうと思うのよ。
基本的にこのキャラは心配性と仲間に言われるくらい他者に優しい理知的な性格設定だと思うんだけど、今までのメフィスは投げやりと言うか後の事はどうでもよくて、ナヴィドを殺して自分も死ぬ展開になったら迷わずそうするみたいな所が確かにあった。メフィスが変われたのはレスタニアの覚者の中に将来への希望みたいなのを見いだしたからなんだと思うんだよ。
世界はまだ終わらない、将来の事を考えてもいいんじゃないか、夢だって持ち続けてていいんだって気持ちがレスタニアの覚者と一緒にいるうちに彼の中に芽生えてきた。竜力が揺らいで存続が危うくなってる世界で生きてる人達の苦悩を、白竜の竜力をもった覚者が物質的にだけじゃなく精神的にも救ったって意図が込められてるとこだと思う。
まあ覚者からしたら、このタイミングでそんな死亡フラグみたいなセリフやめれ!ってなる訳なんですが(笑)。
最終バトルはポーン同行可なんだよ。このメインストーリーにも絡んできそうな濃い展開にメイポ達と一緒に行けるのは素直に嬉しかったな~。で、取りあえずメフィス達と別行動でメイポ達とバトルやってる最中に、メフィスがナヴィドの一味にさらわれたという一報が(笑)。つい笑っちゃうけど、展開的にはメフィスが死んでもおかしくない状況だからね。おぼじゃ達一行もナヴィドの屋敷まで全力疾走ですよ。
(^^#ピキピキ
まあそんな感じでいろいろありまして(笑)覚者とメフィスは無事に目的を達成する事になるんだけど…。
最後にナヴィドが言うんだよね。自分がオークと話をつけたからメガドの街がほぼ無傷で残った、そうじゃなければ今頃破壊されてなくなってた、って。
ナヴィドは自分のためにメガドを無傷で残そうとした訳だし、エミル侯爵誅殺容疑とか敵と共謀して自国民に大ダメージ与えた罪とか言い逃れできない罪状がたくさんあるんで情状酌量の余地はないんだけど、確かに一理あると言えなくも無い。メフィスもそれに関してはちょっと迷いがあったみたいだよね。
「俺たちが勝った。だから俺たちが正しいんだ」と自分に言い聞かせるように呟いたメフィスの本意は、覚者を竜の導きと受け止めてた事にあると思う。覚者がついた方に竜の加護があった、竜の意向だからこれでいいんだと。おまえがいてくれたおかげだというセリフはそこに繫がるんだろうし、そういう所が竜が前面に出ている世界で生きる人々の宗教観なんだろうな~と思った。
このストーリーには最後オチがちゃんとついてまして。
最後のバトルが終わった後で屋敷に残った仲間達と話してると、思いがけない事が発覚するんだよね。
クルト侯爵家には跡取りがいない。ナヴィドもいなかったらしいけど、いてもいなくても関係者は全部侯爵家から外れるだろうから関係ないとして。
前執政のエミル侯爵にも子供がいなかったらしく、孤児院で引き取った子供達の中から特に目をかけていた子を養子にする手続きをしようとしていたらしい。その子の名前が分かれば後継者問題が解決しそうだがそれが分からないのだと。この事はエミル侯爵に肩入れしていたメフィスには内緒にしてね自分じゃなきゃショック受けちゃうでしょ…と。
んー…………。
エミル侯爵が養子にしようとしていた子は誰だったのか…たぶんこの先、その子の名前が分かる事はないんだと思う。
いずれ悪しき竜の騒動が無事に終わって政治的に安定してくれば、どこかの貴族の家系からしかるべき人が来てクルトの名と執政の位を継いてメガドを納めていくんだろうな。その人がどういう政治をするかは分からないけど、もしまた地位に溺れて豹変するような事があったら、その時はきっとメガドの紋章を背負ったアサシンが不正を正すべく闇を切り裂いて暗躍するはず。
いずれにしても、レスタニアの覚者から希望をもらったメフィスはメガドの街を影から護る守護者であり続けるだろうし、その資格を持った人だった…そういうオハナシだったのでした。胸熱…☆
いやー…。
やればできるんじゃん!と思ったほどに面白かったです。このメインの展開を違う角度から語るサブストーリーって形式いいよね~。特に今回はこれやってからメガドの街が大好きになったよ。メインしかやってないとやたら広い空虚なオブジェ群って印象だけど、メフィスやレジスタンスの仲間達、街の人達とこのサブストーリーで交流をもってからは、今は姿が見えなくても彼らはこの街のどこかにいて、それぞれの暮らしをしているんだと思えるようになったから。
最近寂しい噂が絶えないDDONではあるんですが、「オフゲのようにポーンと一緒にストーリーを楽しむ」派にとってはなにかと充実してきてるという事は強調しておきたいですよ。
しかしメインストーリー読めないよね~…。一体だれが黒幕なのか。怪しい大人は2人いるけど。
クレス女王とネド王子の関係、自称祖父のメイロワ、メイロワの発言を信じればネドの姉になるジリアン…そしてまったく個人的情報の出ないクインタス。これがどう繋がっていくのか。ヘンな先読みしないで大人しく続きを待ちたいと思います(笑)。