かぼちゃ頭でノリノリに見えるシドーくんですが、本人はずっと「このかぶり物してると勝手に体が動く!早く取ってくれ!!」と絶叫してるというイベント(笑)
は~~ビルダーズ2ストーリークリアしたです…!
あたしはゲームやってる時はいつも自分的に最高の癒し時間を過ごしてるんだけど、いつもよりさらにいい時間を過ごさせてもらったな~としみじみ思い返してるとこですよ。以下ネタバレなんでご注意下さい。
しかしハーゴンの最強黒魔導師っぷりにはうちの黒魔くんも思わずニガワラだよ。自分の意のままのパラレルワールドを作り上げ、破壊神という強大な神を召喚して自分の世界線に定着させる…これファンタジー界では伝説級の黒魔導師しか出来ないレベルだよ。あたしは2やってないんでハーゴンさまをナメてました(^^;
シドーくんはオッカルムが一番楽しそうだったな~。ビル子との新居(笑)も赤の開拓地に作ったよ。相変わらずミルズやマッシモとストリートファイトごっこして遊んでる
この世界観の軸として、ハーゴンは滅びたい、古のビルダーであるしろじいは創造したい、ボコられてこの地に避難してきた破壊神シドーは復活したいっていう3つの意志が根底で絡み合ってた構図だけど、「破壊神とビルダーの交流」が全然方向性が違うこの3つの意志の共通の利益になってるってとこは面白い設定だと思ったな~。
最序盤でビル子がにこにことガイコツ船長の雑用をこなしている時に、何者かの声がテキストで表示されるのを覚えてるでしょうか。
「見習いビルダーか…ちょうどいい…」みたいな。
あれは誰だったんだろうね。ハーゴンとも破壊神とも取れるけど、ハーゴンにしてはなんかちょっとセリフが入るタイミングがおかしいし口調が違う…。個人的にはあれは破壊神だったと思ってるですよ。
キツいバトルを凌ぐためにビル子は兵器を開発しまくることになるんだけど、ビル子に不要と思われる事を恐れて頑なになっていくシドー。もしシドーとビルダーの間に絆がなければシドーはこんなに感情的にはならず、いーんじゃねえのオレの方がすごいけどなとスルーも出来たのにこの時もう彼にはそれが出来なくなっていた…という事だったのかなと思う。ムーンブルグは2人にとっては切ない思い出の方が多くなっちゃったけど、エンディング後の2人には記憶を上書きするのに十分すぎる時間があるからね。取りあえずあの牢屋をぶっ壊してゴージャスな温泉でも作ろっか☆
シドーは本来は人々の魂をも壊す者。幻世界に漂っていた破壊神にこの時、成長したビルダーの魂を壊してそれを糧に復活しようという目論みが出来たんじゃないのかな。少年シドーが記憶を無くしてて自覚もなかったというのは本当だと思うけど、やっぱり心のどこかに「ビルダーに張り付いていく」というのがすり込まれてたように見えたよ。
ところがこの2人の絆はそういう3つの思惑のはるか上を行っちゃうような結末に物語を導く訳で、そういうとこが萌えるストーリーなんだよな~☆
ラストバトルではシドーとハーゴンの問答バトルもある。何を望んで自分を召喚した?みたいな内容なんだけど、ああやっぱりシドーは破壊神の意識のコアの部分なんだなあ…と後ろからぽやっと見つめていたビル子なのだった。まあ最後はぶっ壊す!ってなるのがシドーくんなんですが(^^;
戦ってみて思ったけど、少年シドーと破壊神シドーの関係ってデモンズの獣とかぼたんのようなものだよね。無慈悲で人には制御できない強大なパワーの中にひっそりと存在している純粋で素直で無邪気な部分…。破壊神はペルソナ、ビル子と共に旅したシドーくんはシャドウと言っていいと思う。
上にも書いた通り、最初破壊神シドーのペルソナは自分の力を回復するために、創造という正反対の力を持つビルダーに自ら近づいた、これはもうラストバトルのセリフから考えても確定だと思う。だけどシャドウで意識のコアである少年シドーはどんどんビルダー本人に惹かれていって目的よりビルダーが大切な気持ちの方が勝ってしまったんだろうな。だから分裂状態になってしまったと。
ストーリー途中だった時は、シドーは目的があってビル子と一緒にいるのかもなあと思っていたので片思いかと思ってましたが、ラスボス周辺でシドーくん側の目線の演出がいろいろあるんだよね。それ見たらシドーくんはビルダーの事ガチで好きだったんだなと分かったよ。両思いだったんだねよかったねビル子…(*´ω`*)
シドーのオーラが変わった。シドーはビルダーを救いたい一心で自分を変容させるんだよね…破壊神が破壊神じゃなくなるなんて、このストーリーが始まる前には誰が想像できただろうか(笑)
エンディングでシャドウ・少年シドーはペルソナ・破壊神シドーが持っていた全パワーを独占することになるんだけど、それを全部創世のために使うんだよね。
神の力を失ってもシドーが人間になるという事はないと思う。本人も元神と名乗ってたけど、また力を得れば神格化しちゃうんだろうな。
ただ! ビルダーと共に創世パワーをブチ上げたあの瞬間にシドーは「破壊神」から「破壊と創世の神」になったと全宇宙に宣言したんだよ。
ビルダーの愛情&友情を受けて破壊神はクラスチェンジに成功し、世界と共存していける存在になった。ハーゴンの願望で出来た幻の世界は、これからは光と闇を併せ持った最強の神が守護する安定した現実世界になった…ビルダーズ2というドラクエ2のパラレルワールド物語の結末はそういう事だと思う。
それにしても…シドーくんと青空を見上げながら思うのはメタッツはじめ破壊天体で出会った魔物たちの事だよ。ガイコツ船長から「ヘンな所に迷い込んでる」って手紙は見たけどそれっきり…。
メタッツは特に、破壊天体に来たはいいけどどうやってシドーの元に行けばいいのか途方に暮れてたビル子に最初から最後まで寄り添って励ましてくれたのもあって思い出深いよね。メタッツに会いたいお…。
なんか箱船の面子に再会できる方法があるって話なんで、まずはシドーくんとそれを目標にしてるとこです。みんなシドーくん見て「ぎょえーこの小僧、いやこのお方が破壊神さま?!」って言うだろうな(笑)。
シドーくんを取り戻せてよかったねビル子…胸アツが止まらないよ…(T^T) シドーくんの提案で「はじめての2人部屋」も作った事だし…v