本日はリリで一ノ瀬智さん『指先にジェラシー』
優れた容姿を武器に、恋愛を趣味として適当な人生を送っていた攻様は、
仕事をミスって他部署のエリートである受様にこき下ろされる。屈辱を噛み
しめる帰り道、ゲイバーから出てくる受様を目撃した攻様は一計を案じ!?
容姿に自信満々で恋愛を楽しむ販促課の営業と
手袋が手放せない経営企画課のエリート課長のオフィスラブ
受様は容姿に自信満々な遊び人で
仕事に対しても楽してなんぼというノリで
生活していくだけの手段でしかありません。
そんなある日、
売上減少に伴う大粛清をする為に
経営管理部に専任者が着任したという噂を聞きます。
自分には無関係と思っていた攻様ですが
攻様の経理処理に待ったをかけた人物こそ
件の噂の専任者だったのです
この人こそ今回の受様になります
受様は端正な顔立ちでお洒落なスーツなのに
牛乳瓶底並の厚さの黒縁ダサ眼鏡をかけ
なぜか白手袋をはめていました。
受様の指摘はイチイチごもっともですが
否定できないからこそ悔しさも募るというモノ
その日、
攻様は憂さ晴らしのため飲んで帰るのですが
受様がゲイバーから出てきたところを
偶然見てしまうのです。
勢いこんだ攻様は受様に
ゲイだとばらされたくなければ
自分と一晩付合えと迫るのです
はてさてこんな状態で
攻様は実力発揮できるのでしょうか
一ノ瀬さんの文庫デビュー作は
年下ワンコ部下とクーデレ眼鏡上司の恋物語です
クールビューティな受様が
大好物な私のツボを大変刺激してくれて
とっても面白かったです。
人は何をするにも見た目が絶対と思っている攻様は
自身にも付合う相手にも見た目重視で
仕事をするのも付合いを円滑にする為に必要だから
という適当ライフを満喫していました。
そんな攻様の目の前に突然現れたのが
会社の建て直しを任されるほど有能な
エリート様である受様だったのです。
受様の指摘は一々ご尤もなのですが
そこで潔く反省するほど攻様のプライドは低くなく
受様への反撃を誓うのですが最後の詰めが甘すぎて
ミイラ取りがミイラになっちゃうんですよね
受様も結構思い込みが激しい方なので
攻様の一生懸命さに徐々に落ちていっちゃうし。
二人の会話もポンポンとテンポ良くて
一気に読まされたって感じです。
次回作も要チェックですね本日のランキング・9,880位 / 1,696,652ブログ