魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

現行憲法及び自民党改憲案比較表⇒非常に危ない改正案だ。⇒その2 【前文】

2012-12-07 14:41:31 | 憲法考

 自民党の憲法改正法案は全体的に見て、政治屋の権限を大きくして国民を縛る条項が眼につき、非常に危ない。我は安倍を押したのは日本が日本民族主義を取り戻すだけ一点であり、国民を政治屋が支配するような議員は落選させたい

【自民党草案の怪異】逐次、我の解説を加えて行く。

前文

現行憲法 自民党草案
前文  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保
持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて
、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
 日本国民は、自らの意思と決意に基づき、主権者として、ここに新しい憲法を制定する。
 象徴天皇制は、これを維持する。また、国民主権と民主主義、自由主義と基本的人権の尊重及び平和主義と国際協調主義の基本原則は、不変の価値として継承する。
 日本国民は、帰属する国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務を共有し、自由かつ公正で活力ある社会の発展と国民福祉の充実を図り、教育の振興と文化の創造及び地方自治の発展を重視する。
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に願い、他国とともにその実現のため、協力し合う。国際社会において、価値観の多様性を認めつつ、圧政や人権侵害を根絶させるため、不断の努力を行う。
 日本国民は、自然との共生を信条に、自国のみならずかけがえのない地球の環境を守るため、力を尽くす。

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」削除→政治家が国民の代表でしか無いことを削除している。 

「われらとわれらの子孫のために、」削除→移民、帰化を奨励。

「わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し」削除→自由主義を縮小?

「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」削除→国政が如何在るべき、政治屋は国民の意思に従いたくないのか?→読めば読むほど呆れるばかりでだんだん腹が立ってきた。

「国際社会において、価値観の多様性を認めつつ、」追加→矢張り異民族を入れたがり、移住をさせて多民族国家を自民党は標榜しているようだ。

「値観の多様性を認めつつ、」→「価値観」は自由主義国家にとって最大に守護すべきことであり、「内心の自由」も押し付けるのか!

「圧政や人権侵害を根絶させるため、不断の努力を行う。」追加→「人権侵害を根絶」?ちょんのか?

 自民党の憲法草案の前文を見ると、政治屋や政府の位置づけが、曖昧で全体の文言から読み取れるのは、国家権力や政治屋が国民を支配するような全体主義 を匂わす危険を感じる。 自民を支持するのは異民族政策について他の問うより少しは益しと感じるかであり、政治屋が国民の上に立ち聊かも都合の良いように国民を縛れるような国家にしてはいけないのだ。


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