吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

冬ですのに

2017-01-20 15:41:07 | 日記
今朝、母親からメールが届きました。

『昨夜から電気が使えない!うちだけ!』

たった一行なのに、母親の切羽詰まった状況は、充分に伝わってきます。

両親が住んでいるのはマンションです。
その中で、両親が両親の部屋だけが電気が使えないというのは。
一番最初に思い浮かんだ原因は、ごく自然なものですが、大変失礼なものです。

『もしかして、電気代』

私は、入力しかけた文章を、少し迷ってから削除しました。

『この寒いのに大変だね
 原因は分かっているの?』
『ブレーカー!とにかく寒い!』

母からのメールはいつも余計なものが一切ない。
まるで電報。

ブレーカー?
昨晩、そんなに大量の電気を消費したのでしょうか。
例えば、オーブンで肉の塊を焼いている合間に洗濯機を回して、テレビを見ながらドライヤーをかけるとか。

母から、続けてメールが届きました。

『今日、北電が来る』

母からのメールは、電報のようでもあり、新聞の掲示板のようでもあり。

電力会社が来るということは、ブレーカー本体に問題が起きたということか。
余計なツッコみをしなくてよかった。
母は寒さでイライラしているだろうから、しなくていい喧嘩をするところだった。
今頃父親は、寒さで苛立つ母親から、猛烈に攻撃されていることだろう。

それにしても、真冬の北海道で停電とは、大変な事態です。
キッチンがガス式なので、お湯を沸かしたりすることは出来ますが
両親はそれぞれに高齢なので、頻繁にガスを使うことへの心配も否めない。

午後になって、今度は父親からメール。

『ご心配をお掛けしましたが漏電スイッチを取り換えて回復しました』

お父さん、句読点がないよ。
お母さんに責め立てられて、疲れているの?

ところで、漏電?

『大変でしたね
 原因は分かったの?』
『漏電ブレーカーの老朽劣化だそうです
 去年もこのマンションで数件あったそうです』
『それって、管理費とは別扱いなの?』
『個人の所有物になるので自己負担だそうです
 約2万円くらいかな』

寒いわ、急な出費だわ、(多分、でもほぼ間違いなく)妻から責められるわ
お父さん・・・。