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北海道は、24日、25日、そして今日と、3日続きの雪。
お陰で、かなりの量の雪が積もりました。
ホワイトクリスマスなんてロマンティックなものどはありません。
雪は雪、しかも大雪です。
道路は渋滞するし、バスは遅れて次のバスが果たしていつ来るのか分からなくなるし
電車は遅れたり止まったりでダイヤが滅茶苦茶になったりで、大変なのです。
今朝、さっちゃんを「Heartさん」の送迎車に乗せて見送った後のことです。
何処からか、聞いたこともないような、犬の鳴き声が聞こえてきました。
「キャンキャン」などという切なげなものではなく、もっと悲愴感のある、ただならぬ鳴き声です。
何かあった。
私は、急いで声のする方へと向かいました。
傍を歩いていた女性も、やはり私と同じことを感じたらしく
立ち止まって鳴き声のする方を見ていましたが
私が鳴き声のする方へ走っているのに気付くと、一緒に走ってくれました。
そして、その状況を見て、私たちは愕然としました。
ご近所の一戸建てで飼っている犬が
犬小屋の周りに積もった雪の山から、隣の家との境にある塀の向こうへと落ちていたのです。
犬は、犬小屋と首輪と鎖で繋がれているので、とても不安定な姿勢のまま
塀を挟むように出来た雪の山の中に下半身が埋まっています。
降り積もった柔らかな行きに埋もれた下半身は、もがいても、もがいても
どんどん雪の中に沈んでいくばかりです。
このままでは、いぬが危ない。
ところが、私たちと犬の間には、別の雪の山が出来ていて
そのまま真っ直ぐ犬を助けに向かっても、雪の山に足をとられて
短時間で犬のところまで辿り着けそうにはありません。
かと言って、除雪された大きな通りから回ったとしても、時間が掛かります。
どうしよう。
私たちが、ほんの少し迷っている間に
鳴き声をあげながら、必死にもがいていた犬の前足が、塀に掛かりました。
両方の前足で塀につかまった状態なので、これで少しは時間をもたせられそうです。
回り道だ!
私が身体を半回転させて、大きな通りに向かおうとすると
一緒にいた女性が言いました。
「あっ!なんとかなりそうですよ!」
私が振り返ると、犬は塀に掛けた前足に力を込めて、下半身をじたばたさせて
少しずつ雪の山から身体を引き抜いています。
犬は無我夢中で、もう鳴き声さえあげません。
やがて、犬の後ろ足が片方塀に掛かると、犬は、両方の前足と、片方の後ろ足を踏ん張って
よいしょ!と、ばかりに、全身で塀を乗り越えました。
やったー!
私たちは、拍手しながら大喜びをしました。
「雪が積もり過ぎて、塀の高さと同じになっちゃったんですね」
「助かって良かったですね」
「必死でしたもんね」
「あんな鳴き声を聞いたのは、初めてですよね」
お互いに名前も知らない、見ず知らずの私たちは
笑顔で、その場を後にしたのでした。
昨夜は、やっと家族3人が揃ったのですが、時間が無かったので、手抜きのクリスマスメニューです。
でも、さっちゃんは、このところイベント続きの食べ続きなので
お肉と油ものは極力控えめに。
お蕎麦(の、切れ端)とルッコラのピザ
お蕎麦(の、切れ端)と納豆のピザ
全粒粉ビスケットのロールケーキ風
ピザ台とピザのソースは、わたし特製のごま味噌タレで
お蕎麦(の、切れ端)と、旦那さま特製の「かえし」をお蕎麦の上に少々。
夫婦(めおと)コラボです。
ても、ピザは、ソースを仕込んでいるときよりも、トッピングをしているときよりも
ピザ台をこねたり発酵させたり成形したりしている工程が、一番楽しい気がします。
ケーキは、本当は粉糖をかけて雪っぽくするために、わざわざチョコクリームにしたのに
肝心の粉糖を忘れたことに、食べはじめてから気付きました。
やれやれ。
それにしても、さっちゃんの「ピザ」の発音が、どうしても「ぴじゃ」になっていて
文字に変換すると、「ひらがな」っぽくなってしまうのが、非常に可愛らしい。
そんなわけで、昨夜はお腹いっぱいで、満腹中枢もやられてしまい
連日のハードでタイトなスケジュールの疲れも手伝って、ことんと寝落ちしてしまいました。