吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

今年もお世話になりました

2012-12-31 16:45:27 | インポート
親子共々お世話になってるなー、本当に。

多くの人々に感謝できること自体、とてもありがたいことなんだなぁ。

いかん!
欲張って色々投入し過ぎたせいで
おでんの鍋があふれんばかりになっておる。
家族に協力してもらって、少し減らしておこう。

それでは皆さま、どうぞよいお年を。



理由

2012-12-30 21:11:49 | インポート
私が、こといつもせかせかと動き回っているのは
単純に、動いている方が好きだからと言うのもありますが
本音の、奥の奥のところを言えば
じわじわと迫ってくる不安から、全速力で逃げている様なところがありまして。
いずれ、その不安は大きくなって、速度を増して
私に追い付いてしまうということは分かっているのですが
その時はその時で、私ならなんとかするでしょう。

例えば、それはとてもとても小さなことで。

ある日、それまで出来ていたことが少し出来なくなっていることに気付く。
私よりも、自分の持ち物の管理はしっかりしていたのに
時々、忘れ物をするようになったり、大切にしていたはずのものを無くしたり
前はきちんと出来ていたことが、「おや?」な感じになっていたり。
本当に、本当に、小さなことなのだけれど。

ダウン症は、ある程度の年齢に達すると
「退行現象」が起きる事が多いといわれています。
退行現象というのは、徐々に赤ちゃんに戻って行くということですかね。
それは、「大体いくつ頃」という、目安があるわけではありません。
それが「いつ」なのかは、誰にも分からないのです。

まあ、それは誰にでも起こり得るものではあるけれど
ダウン症の子の場合は、その発症率が高くて
しかも、その時期が訪れるのも早い様です。
ただ、今のところ、私の身の周りには、そういう報告は無いようですが。

首がすわるのも、歩くのも、お喋りするのもゆっくりゆっくりだったくせに
どうして、急いで赤ちゃんに戻って行こうとするのでしょうね。
のんびり屋さんなのか、せっかちさんなのか、どっちなのでしょうか。

それが「いつ」なのかは、誰にも分からないから
今のうちに。
今のうちは。
出来ることは、自分で。
自分で出来るうちは、自分で。
「いつ」来るのか分からないその時を、出来るだけ遠くに追いやるため
自分のことは、自分でさせたいのです。
出来ることをさせないで、こちらが手を貸してしまうと
出来ることも、段々出来なくなってしまうから。
そうしたら、その時が、直ぐに傍に寄ってきてしまいそうな気がするから。

何かをしてあげることは、優しさなのかもしれないけれど
それが、本当にその人にとって、大切なことなのか。
何かをしてあげることで、結局その人の邪魔をしていないのか
何かをしてあげることが、ただの自己満足ではないのか。
そういうことを考え始めたらキリがないから
でも、考え出すと、頭の中が不安の渦巻きみたいになってしまうから
余計なことを考えないために(余計なことでもないのですが)
私は、せかせかと動き回っているのです。

でも、結局、動くのが好きというのが、一番の理由なんですけどね。


自分のことは自分で繋がりで。
黒豆、栗きんとん、紅白なます完了。
きんぴらは明日、おでんは只今仕込み中。
(今回は、旨煮ではなく、おでんにします)
伊達巻は、上手に作れなかったトラウマがあるので、他所で購入予定。
お楽しみは、Kちゃんと考案したお雑煮だ~♪

今夜は、前にNHKの朝のテレビ番組で取り上げていた
「百合根のあんかけ」を作ってみました。
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百合根のぽくぽくした食感と甘味と、あんの相性が素敵!
薄味のあんで仕上げたら、とても美味しかったです。

あかいぼうし

2012-12-29 14:45:56 | インポート
昨日は、さっちゃんの仕事納めの日でした。

今年も、おしごととたくさんのイタズラを頑張りましたということで
昨日は、ヘルパーさんに、さっちゃんのお迎えに行ってもらって
同じ施設へ通っているAちゃんと、Aちゃん担当のヘルパーさんの4人で
カラオケへ行くことになっていました。

施設内では、ほとんど絡まないさっちゃんとAちゃんですが
それでも、さっちゃんはAちゃんとのお出掛けを楽しみにしていたようで
朝、出掛ける前に、自分のリュックに「何故か」お菓子をこそこそと詰めて
(本人は「こそこそ」のつもりなのですが、私からは丸見え)
張り切っていたのか、いつになくお出掛けの準備も早めに済ませ
元気良く、送迎バスに乗り込んで行きました。

今日は、お仕事の後にお楽しみが控えていることだし
順調に過ごせそうだなと思って見送ったのですが。
お昼過ぎに、施設の職員さんからメールが届きました。
『さっちゃんが、お洋服を涙と鼻水と給食で汚してしまいました
 お出掛けの予定があるのに、すみません』

涙と鼻水はいいとして、「給食」…?

職員さんの説明によると、今日のさっちゃんは、なんだか妙に張り切っていて
イタズラ納めもしなくちゃと思ったのか、小さなイタズラが多く
でも、周りがさっちゃんのイタズラに慣れてしまったせいもあり
それほど大きな反応は無かったようなのですが
人の注意を自分に集めたいさっちゃんにとって、それでは気が済まなかったのか
昼食時間に、ウケを狙ったのか、おかずの「胡麻和え」の器に顔を突っ込み
顔まで胡麻で和えてしまったそうです。
職員さんに注意されると、ふてくされてお洋服の袖で顔を拭い
どうやら、そこから機嫌が悪くなってしまったようで
みんなで掃除をして、綺麗にしたばかりの2階の食堂の床に
手洗い場においてある、ポンプ式のハンドソープをたっぷりとぶちまけ
片付けるように言われても、頑として動かず
結局、他のお友だちが協力して片付けてくれたようなのですが
そのことで、職員さんに叱られて、涙と鼻水がどっと溢れ
それも、お洋服の袖でぐいぐいと拭ったそうです。
朝、さっちゃんが自分で選んだ服は、黒い薄手のトレーナーだったので
すり潰した胡麻と、涙と鼻水でところどころかぴかぴになってしまって
お出掛けには不向きな状態になってしまったようです。

でも、かなり前に、「何かあったときのために」と
替えのお洋服を、施設に預かってもらっていたことを私が思い出し
(預かっている側の施設が、何故思い出さなかったのかは突っ込まない)
無事、綺麗なお洋服に着替え、みんなにごめんなさいをして、なかよーりをして
さっちゃんは、なんとか、気持ち良く仕事納めをすることが出来たそうです。

その後は、上手く気持ちを切り替えることが出来たようで
カラオケでは、朝準備していたお菓子をAちゃんに分けてあげたり
カラオケ終了後、なかなかお部屋から出たがらないAちゃんをなでなでしたり
上着を着せてあげたりと、お姉ちゃん振りを発揮していたようで
女の子だけの「ぷち忘年会」を、楽しく過ごすことが出来たようです。

その後、さっちゃんの希望で、クリリン店長さんのお店でお夕食。
その頃、やっぱり仕事納めで、いつもより早く帰宅した旦那さまの提案で
クリリン店長さんのお店で、さっちゃんを襲撃しようということになり
私たちは、いそいそとお蕎麦屋さんへと向かいました。
開店したての店内を覗くと、既に到着しているさっちゃんとヘルパーさん。
窓の外から、息を潜めて、慎重に中の様子を覗く旦那さま。
「寒いから早く入ろうってば!」
寒さにキレ気味の私の一声でお店の中に入ると
明らかに、私たちに気が付いているのに、完全無視のさっちゃん。
話し掛けても、両手でほっぺをすりすりしても、知らん顔。
いきなり私たちがやってきたので、ぶっくりしているのでしょうか。
それとも、照れているのでしょうか。
それとも、ヘルパーさんとの楽しい時間を邪魔されて、怒っているのでしょうか。
とにかく、無視。

すると、ヘルパーさんが、さっちゃんたちのテーブルの上に置いてある
水色の袋を見せながら、こう言いました。
「これ、こちらの店長さんから、さっちゃんにクリスマスプレゼントだそうです」

「ええーっ!?」
ほぼ同時に、ほぼ同じ反応をする、旦那さまと私。
「すみません、ありがとうございます!」
私たちがクリリン店長さんにお礼を言っている間も
さっちゃんは、「なんのこと?」とばかりに、知らん顔をしています。
ヘルパーさんの話しでは、せっかく店長さんがプレゼントを渡してくれたのに
さっちゃんは、ろくに反応をすることも無く
袋をテーブルの上に置いたまま、中を見ようともしなかったそうです。
店長さんも、さっちゃんがプレゼントを気に入るのか気になっている様です。
「中はなんだろうな~、気になるな~
 ちょっと開けて、見てみたいな~」
ヘルパーさんと、旦那さまと私の3人がかりで繰り返しても
さっちゃんは、冷たく
「そこにおいといて!」

これはもう、言えばいうほど逆効果です。
私たちは、少しの間放っておいて、様子を見ることにしました。
さっちゃんが、ざるそばと大きな大きなおにぎりを食べ終え
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(奥様曰く、「過去最大の大きさです」なおにぎり~♪)
やっと一息ついた頃、再チャレンジ。
「あ~袋の中には何があるんだろうな~
 ちょっとだけでいいから、見たいなぁ~」
すると、ようやくさっちゃんが反応しました。
ヘルパーさんに袋を指して、「あけて」と、小さな声で呟いたのです。
やったー!
ヘルパーさんに手伝ってもらいながら、がさがさと袋を開けると
中から、赤い毛糸の帽子が出てきました!
帽子を見るなり、みんなで一声に、「かわいい!」と言うと
早速その気になって、帽子をかぶりたがるさっちゃん。
そんな好反応をしてくれるなら、もっと早く開けてくれればいいのにぃー…。

実際、赤い毛糸の帽子は、さっちゃんにとてもよく似合っていて
近くに座っていたお客さんまで、ニコニコしながら
「お!似合うね!」と、言ってくれました。
さっちゃん、ますます上機嫌です。

さっちゃんによく似合う、赤い毛糸の帽子。
私はてっきり、店長の奥さんが選んでくださったのだと思ったのですが
なんと、選んだのは、クリリン店長さんだったらしく
30分も掛けて「厳選した」プレゼントなのだそうです。

さあ皆さん、イメージしてみてください。
普段は真面目な顔をしてお蕎麦を打っている店長さんが
さっちゃんに渡すプレゼントを、30分も掛けて選んでいる姿を…。
思わずニヤニヤしてしまうほど、微笑ましい。

外はマイナス気温で、道路がツルツルに凍るほど寒いというのに
お蕎麦屋さんのお店の中は、優しさと笑顔でぽっかぽか。
さっちゃんは、みんなに似合うといわれた帽子をかぶって
満面の笑顔で、店長さんにバイバイをしたのでした。

こちらが、その帽子で~す!
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さて、昨日私が食べたのは…
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スタミナも旨味も申し分なし!の、牡蠣そば
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蕎麦屋のまかない飯(玉子バージョン)
ちなみに、まかない飯の「玉子」は、常連のお客さまの提案だそうで
天かすのサラサラした感じと、玉子でまとまった感じ
どちらも楽しむことが出来る、「おおいにアリ!」な美味しさでした。

がらがら、ころん

2012-12-28 14:45:34 | インポート
駅前の商店街で、年末恒例の福引抽選会をやっています。
商店街の組合に加盟しているお店でお買い物をすると
千円ごとに抽選補助券が貰えて、三千円分集めると1回抽選ができるのですが
私は、商店街でお買い物をすることが少ないので、まだ補助券1枚のみ。
多分、今年も1度もがらがらを回さずに終わりそうです。

そう言えば、私はあまりクジ運が良い方ではなく
駅前の商店街に限らず、他の場所で行われている抽選会でも
1番良くて、地下街の1,000円お食事券を当てたのが最高で
あとは、「残念賞」のポケットティッシュばかり。
ま、使うからいいんだどね、ポケットティッシュ。

そんなことを考えながら歩いていて、いきなり気が付きました。
あっ!そう言えば、大当たりを引いたことがあったんだ!

それは、20数年前。
赤ちゃんが出来たのを知って、どんな子に会えるんだろうと楽しみで
がらがら、がらがら、数ヶ月。
ころんと生まれたのが、さっちゃんでした。

さっちゃんは、ダウン症という個性を手土産に生まれてきてくれたわけですが
当時、妊婦がダウン症の子供を出産する確率は300分の1と言われていました。
ですが、ダウン症を出産する妊婦は、高齢出産であることが多かったので
その頃20代半ばだった私がダウン症の子を出産する確率は、更に低くなり
更に、さっちゃんは、ダウン症の中でも、正常な染色体とそうでない染色体をもつ
「モザイク型トリソミー」という、珍しいタイプの子だったので
20代半ばで、モザイク型トリソミーのダウン症をもつというのは
宝くじを当てるほどの、低い確率だったのです。

母親なら、自分の子供が可愛くて仕方がないのは当たり前ですが
さっちゃんも、それはそれは可愛い赤ちゃんでした。
毎日何時間見ていても飽きなかったし、うんちやおしっこさえも可愛く思えたし
少しずつ大きくなって、這ったりよちよち歩くようになったりする様に感動したし
哺乳瓶がスープに変わって、離乳食になって、固形物を食べるようになると
顔中を、かぼちゃやミートソースだらけにしている姿にも大喜びしていました。
やがて、拙い言葉でお喋りをしたり、歌ったりする様になると
可愛らしさは益々倍増するわけです。

いつまで経っても、終わらない。
そんな気がしていました。
でも、現実は、そうはいかない。

社会性を育て、身の周りのことを自分で出来るようにするためにという目的で
さっちゃんを、3歳で保育園に入る事になったのですが
先ず、「前例がない」ということで、受け入れてくれる保育園を探すのが大変。
数件回って(それでも、数件で済んだのはラッキー♪)、受け入れてくれた保育園で
環境の変化に馴染めないさっちゃんの、問題行動(髪むしりなどの自傷行為)
何故か、「子育てに不熱心な、若いお母さん」と決め付けたがる保育士さんと
「ちっとは自分で勉強しろよ!」な私との心理抗争。
幼心にそれを感じるのか、不安定になるさっちゃん。
さっちゃんの保育園生活は、3歳から6歳までの4年間になりますが
まー色々あった、濃い4年間でした。
お互いの努力で、ようやく保育士さんとちゃんと話せるようになった頃、卒園。

その後の症学校生活の6年間も、良かったのは最初の1年生の時だけで
残りの5年間は、担任の先生と、さっちゃんと私の相性が合わず
毎日のように問題行動を繰り返すさっちゃんに
(今度は、イタズラやお友だちを引っ掻いたり強く押すなどの他害行動)
担任の先生方は、家庭に原因があるということで
何度連絡ノートで訴えても、個人懇談で一生懸命話しても取り合ってくれず
「お母さんとの関係に問題があるのでは」
「子供をしっかり見て、受け止めてあげてください」
の、一点張り。

特に、6年生の頃の女性の担任は最悪で
今でも、何故だか分からないのだけれど
やっぱり、「私が育児に不熱心なお母さん」だと決め付け
他の先生や、保護者がいる前で
「さとみちゃんの家は、お母さんが何もしないから
 お父さんがいないと、家が回らない」
と、みんなに聞こえるように言って、楽しそうに笑ったりもしていました。
それもひどいと思いますが、それよりもショックだったのは
その場に居合わせた旦那さままでもが、一緒に笑っていたことです。

「ご主人は、守ってくれなかったの?」
つい最近、ヘルパーのKちゃんに、たまたまその話をしたら
Kちゃんは、本気で怒ってくれました。
「そういう時に、みんなの前で私を庇えるタイプの人じゃないよね
 それに、自分が認められて、嬉しかったんじゃないかな」

「今なら」、そう思ってあげられるんだけどね。
「あの時」は、私しか、さっちゃんと私を守る人はいないんだって思ってたよ。
そのお陰で、精神面はかなり鍛えられたと思う、
根性のねじれっぷりも、こんがらがってほどけないほどになちゃったけど。

そう言ったら、Kちゃんは笑ってた。
笑っていたけど、怒ってた。

でもね、どんなに厳しい冬にも、必ず春は来るもので
さっちゃんの中学校生活の3年間と、高等養護学校の3年間は
今までのことが嘘のように、楽しかった。

中学校では、子供が大好きで、勉強熱心な先生方に出会えたし
なにより、さっちゃんのことを理解しようと努力してくれた。
私を、育児に不熱心と決め付ける先生は(多分)いなかったし
(思っていたかもしれないけれど、表には出さないでいてくれた)
同じ教師でありながら、何故こんなにも違うんだろうと
逆に、不思議に思ってしまったほどです。

さっちゃんが入学した高等養護学校は
実は、札幌から、高速バスで4時間半もかかる場所でしたが
そんな時間や距離は、全く気にならなかったし
むしろ、さっちゃんと一緒に移動する、長距離バスの旅や
帰省の旅に変わる、山やの町の風景がものすごく楽しみで
(学校があった町で食べるご飯も、大きな楽しみでした)
学校では、明るくて楽しくて、でも真面目で勉強熱心な先生方や
家庭に代わって、さっちゃんを叱ったり可愛がったりしてくれる寄宿舎の先生方
みんなに支えられて、あっという間に楽しく過ぎた3年間でした。

高等養護学校を卒業して、さっちゃんは、今の施設へ通い始めたわけですが
その後も、相変らず色んな事件を起こしてくれまして
警察のお世話になって、調書や写真を取られたり、親子揃って指紋を取られたり
小学校や中学校へ謝りに行ったり、バスの営業所へ謝りに行ったり
全部挙げたら、1冊の本が出来そうなほど色々ありました。

なのに、不思議なことに。
本当に、不思議なことに。

さっちゃんは、確実に理解者を増やし、おともだちを増やし
それに便乗して、私もさっちゃんのおともだちのおともだちにしてもらい
さっちゃんと、「さっちゃんのなかまたち」の純粋さに、日々心を癒され
照れくさい言い方をすれば、幸せをもらっているのです。
楽しんで欲しい、幸せになって欲しいと思っているくせに
私が心の底から楽しんで、幸せを味わってしまうなんて、なんだろうと思うけど
でも、事実なんだから仕方がない。

さっちゃんが、さっちゃんじゃなかったら、これはなかった。
さっちゃんの中学校時代の恩師の I 先生や、お母さん友だちとの出逢いも
高等養護学校の1年生の時の担任だったO先生(現在はA先生)や
2~3年生の担任だったK先生、副担任だったS先生たちとの出逢いも
寄宿舎のトリプルT先生(イニシャルがTの先生が多いのです)たちちの
介護事業所の社長のSちゃんや、ヘルパーのEさん、I ちゃんとの出逢いも
水泳のインストラクター兼ライフセーバー兼ヘルパーのKちゃんとの出逢いも
もしかしたら、クリリン店長さんとも、ピエールとも会っていなかったかもしれない。
(オマケで、ロンも加えておいてあげよう)

そう考えると、さっちゃんが私にもたらしてくれたものの大きさって
本当に、ものすごいと思うのです。
私は、自分のおなかのがらがら、ころんで、特賞を出してしまったので
多分、一生分のラッキーを使い果たしてしまったのです。
だから、ポケットティシュで満足さ。

ちなみに、さっちゃんは、20歳を過ぎた今も、毎日可愛いです。
時々、家の中でカミナリが鳴り響きますが
それでも、やっぱり可愛い可愛いさっちゃんなのです。

泳ぎ納めをしてきました

2012-12-27 22:56:11 | インポート
今朝の、私の出勤時の気温はマイナス11℃だったのですが
風がなかったため、昨日より少しはマシ。
でも、マイナス11℃はマイナス11℃なので、当然寒い。

私は普段、自宅から駅の構内を抜けて勤務先へ向かうのですが
実は、それは「歩きやすさ」で選んでいる、遠回りな行き方で
実際には、駅の傍にある歩道橋を抜けた方が5分ほど早いのです。
たかが5分といえど、朝の5分は大きい。

なのに、何故わざわざ遠回りをするのかというと
歩道橋には、駅周辺の飲み屋で悪酔いしたらしい人々の切ない痕跡が
所々に残っている(或いは、散っている)場合が多いからです。
歩道橋の階段の昇り口で発見できれば良いのですが
酔っ払いさんたちも、ギリギリまで頑張るのでしょう。
でも、踊り場や、階段を上りきったところで、ほっとして気が緩むのでしょうか
込み上げる切なさに、耐えきれなってしまうのでしょう。
朝っぱらから、そんな不愉快なものを見たくはないし
そもそも、ところどころに落ちている切ない痕跡の数々を避けながら
そろりそろりと歩くのも、なかなか大変です。
ですから、普段は駅の構内を通っているわけですが
今朝は、ひどく寒くて、しかも急いでいたので
歩道橋を使って出勤することにしたのです。

歩道橋の前に立って、私は一瞬後悔をしました。
だって、これ。
のぼり.jpg
あちこち凍ってツルツルのでこぼこ。
滑って転んだりしたら、ものすごく痛そうです。
でも、今から駅へ向かったら、それでなくても遠回りなのに
更に余計に時間が掛かってしまいます。
急いでいるのに、そんなことは出来ません。
私は意を決して、歩道橋の手摺に手をかけました。
すると、なんと手袋が、手摺にくっつく感覚が…。
冷凍庫の氷に直接触れると、時々指がくっつくことがありますが
あの感じが、手摺と手袋の間にありました。
それだけ冷え込んでいるのです。

一歩一歩、慎重に階段を上り(←これだけでもタイムロス)、ようやく上に辿り着き
(流石に、酔っ払いさんたちは、こんな状態の階段を上ろうとはしなかったらしい)
橋を渡って、下りの階段を上から見下ろしたとき、私はさっきよりも後悔しました。

だって、これ。
おり.jpg
一体、何処を歩けば安全なのだろう。
うっかり足を滑らそうものなら、一気に下まで滑降してしまいそう。
こわ。
そろりそろりと、用心深く足元を確認しながら階段を降り
ようやく下に辿り着いたのは、予定の時間をかなり過ぎた頃でした。

駅の構内を抜ければ良かったー。



さて、今日はやっぱりどうしても我慢が出来なくて、泳ぎ納めに行ってきました。
朝、いそいそとプールの準備をする私の後ろで、さっちゃんがキレ気味に
「プール、いかないよ!」
と、騒いでいましたが、構うものか。

年末で、しかもこんなに寒い日だもの、思った通り、プールはとても空いていて
あんなに嫌がっていたさっちゃんも、すっかり上機嫌。
こうして私たちは、2時間半、た~っぷり泳ぎました。