1カ月ほど前に、交通事故を起こしてしまいました。
夜勤明け。
普段は夜勤の時は車を運転しないようにしていたのですが
その日は健康診断を受ける予定があったので、受信後、少しでも早く家に帰りたくて
たまたま車で出勤していたのです。
夜勤明けの疲れと、健康診断後のほっとした状態で、気持ちが緩んだのでしょう
自宅近くの交差点で、前を走る車に追突してしまいました。
居眠り運転です。
事故直前の記憶はなく、現場の少し前で「もうすぐ家だな」と思ったことだけ覚えています。
突然の大きな音と、強い衝撃。
ぶつけてしまった。
そう思って車を降り、前方に停まっていたいた車に声を掛けようとしましたが
何故か、車が見当たりません。
自分の車を見ると、前方左側が大きく凹んでいます。
これなら、相手の車も相当なダメージを受けているはず。
なのに、肝心の相手の車も、運転手も見当たらない。
私の車は右車線で停まったままだったので、そのままにしてはおけず
先ず、車を移動しなければと、私は運転席に戻りました。
ところが。
車が全く動きません。
エンジンはかかるのですが、ハンドルが全く利かないのです。
もう一度車を降りて確認すると、凹んだ部分が左の前輪を塞いでいました。
後続車がクラクションを鳴らしました。
交差点の手前で右車線を通行止めにしているわけですから、当然です。
でも、車が動かないのです。
警察に電話蘇飛手。事故の起きた場所と状況を簡単に説明していると
前方から年配の女性が歩いてきました。
険しい表情で私を見ているので、直ぐに相手の車の運転手だと分かりました。
私は車をその場に停車したまま、歩道へ上がりました。
「すみません、お怪我はありませんか?」
「怪我はないわ」
「ごめんなさい、私ぼんやりしていたもので」
「そうでしょ、ぼんやりしていたんでしょ」
「すみません」
ただ謝ることしかできません。
警察はなかなか到着せず、気まずい時間が過ぎていきます。
「すみません、何処かへご用があったのではありませんか?」
「ご用があったけど、こんなことになってしまったんだから無理だわ」
「本当にすみません」
「あなた、さとみちゃんのお母さんでしょ?」
えっ?
年配の女性は、自分の名前を言った途端、私は目を疑いました。
女性は、さっちゃんが中学生だったころの同級生のお母さんで
性格も言うこともキツくて、とても怖い人だったのです。
当時は小柄で少し痩せていたのですが、いま目の前にいる女性はとてもふくよか。
昔のような、大声で人を責め立てるような話し方でもありません。
ますます気まずくなっているというのに、警察は来ず。
相手の女性が、さっちゃんの近況について尋ねてきたので
現在は2か所の生活介護事業所へ通所していること、一昨年からグループホームに入ったことなど
追突してしまったという立場もあって、聞かれるままに結構な個人情報を話さなければならず。
警察が到着したときには、不謹慎ながらもほっとしてしまいました。
でも、ここからが更に大変。
警察の方に、何故追突してしまったのか。
走行中、どうしていたのか。
何キロで走っていたのか。
何度も同じことを聞かれ、怖くて流石に居眠り運転をしていたとは答えられず
「ぼんやりしていました」としかこたえられない自分。
「では、どの地点からぼんやりしていましたか?」
何も言えません。
警察の方が厳しくなるのも無理はありません。
私の車に搭載していたドライブレコーダーの記録によると
なんと、私は50キロという速度で前方の車に追突していたのだそうです。
事故現場が交差点の手前だったからよかったようなものの
交差点内だったら、間違いなく歩行者を巻き添えにしています。
それに、私の車が前方左側が大きく凹んでいるということは
ハンドルを、右に切っていたということです。
右車線を走行しながら右にハンドルを切るということは。
反対車線に出てしまうということです。
前の車に追突していなかったら。
私の車は反対車線へ出て、こちらへ向かってくる車と正面衝突をして
最悪の場合、相手の運転手と私は・・・。
警察の方は、これまでに数えきれないほど最悪の状況に立ち会っているので
自然と口調が厳しくなるのは、当たり前のことです。
幸い、今回の事故は、追突した相手の女性は怪我をしておらず
数日経過しても、むち打ちや頭痛などの異常がなかったため
運よく「物損事故」という扱いになりましたが
改めて、何通りもの「もしも」を考えると、内臓が冷えるような気持になります。
事故の際、私は胸の間と左わき腹を痛めてしまったので、整形外科を受診したのですが
レントゲンの結果は「異状なし」ということで、そのうち痛みは引くということでしたが
一カ月以上経った今も、しつこく痛みが抜けないので(痛みそのものは軽減していますが)
一昨日、別の整形外科を受診してMRIを撮影してみたところ
肋骨の胸の間と脇の部分に、レントゲンでは分からない程度のヒビが見付かりました。
そりゃどうりで痛いはずです。
ただ痛いだけだと思って、普通に仕事したり雪掻きしたりしていましたよ。
夜勤明けの車の運転、当分は出来ません。
出来ません。
怖くて。
夜勤明け。
普段は夜勤の時は車を運転しないようにしていたのですが
その日は健康診断を受ける予定があったので、受信後、少しでも早く家に帰りたくて
たまたま車で出勤していたのです。
夜勤明けの疲れと、健康診断後のほっとした状態で、気持ちが緩んだのでしょう
自宅近くの交差点で、前を走る車に追突してしまいました。
居眠り運転です。
事故直前の記憶はなく、現場の少し前で「もうすぐ家だな」と思ったことだけ覚えています。
突然の大きな音と、強い衝撃。
ぶつけてしまった。
そう思って車を降り、前方に停まっていたいた車に声を掛けようとしましたが
何故か、車が見当たりません。
自分の車を見ると、前方左側が大きく凹んでいます。
これなら、相手の車も相当なダメージを受けているはず。
なのに、肝心の相手の車も、運転手も見当たらない。
私の車は右車線で停まったままだったので、そのままにしてはおけず
先ず、車を移動しなければと、私は運転席に戻りました。
ところが。
車が全く動きません。
エンジンはかかるのですが、ハンドルが全く利かないのです。
もう一度車を降りて確認すると、凹んだ部分が左の前輪を塞いでいました。
後続車がクラクションを鳴らしました。
交差点の手前で右車線を通行止めにしているわけですから、当然です。
でも、車が動かないのです。
警察に電話蘇飛手。事故の起きた場所と状況を簡単に説明していると
前方から年配の女性が歩いてきました。
険しい表情で私を見ているので、直ぐに相手の車の運転手だと分かりました。
私は車をその場に停車したまま、歩道へ上がりました。
「すみません、お怪我はありませんか?」
「怪我はないわ」
「ごめんなさい、私ぼんやりしていたもので」
「そうでしょ、ぼんやりしていたんでしょ」
「すみません」
ただ謝ることしかできません。
警察はなかなか到着せず、気まずい時間が過ぎていきます。
「すみません、何処かへご用があったのではありませんか?」
「ご用があったけど、こんなことになってしまったんだから無理だわ」
「本当にすみません」
「あなた、さとみちゃんのお母さんでしょ?」
えっ?
年配の女性は、自分の名前を言った途端、私は目を疑いました。
女性は、さっちゃんが中学生だったころの同級生のお母さんで
性格も言うこともキツくて、とても怖い人だったのです。
当時は小柄で少し痩せていたのですが、いま目の前にいる女性はとてもふくよか。
昔のような、大声で人を責め立てるような話し方でもありません。
ますます気まずくなっているというのに、警察は来ず。
相手の女性が、さっちゃんの近況について尋ねてきたので
現在は2か所の生活介護事業所へ通所していること、一昨年からグループホームに入ったことなど
追突してしまったという立場もあって、聞かれるままに結構な個人情報を話さなければならず。
警察が到着したときには、不謹慎ながらもほっとしてしまいました。
でも、ここからが更に大変。
警察の方に、何故追突してしまったのか。
走行中、どうしていたのか。
何キロで走っていたのか。
何度も同じことを聞かれ、怖くて流石に居眠り運転をしていたとは答えられず
「ぼんやりしていました」としかこたえられない自分。
「では、どの地点からぼんやりしていましたか?」
何も言えません。
警察の方が厳しくなるのも無理はありません。
私の車に搭載していたドライブレコーダーの記録によると
なんと、私は50キロという速度で前方の車に追突していたのだそうです。
事故現場が交差点の手前だったからよかったようなものの
交差点内だったら、間違いなく歩行者を巻き添えにしています。
それに、私の車が前方左側が大きく凹んでいるということは
ハンドルを、右に切っていたということです。
右車線を走行しながら右にハンドルを切るということは。
反対車線に出てしまうということです。
前の車に追突していなかったら。
私の車は反対車線へ出て、こちらへ向かってくる車と正面衝突をして
最悪の場合、相手の運転手と私は・・・。
警察の方は、これまでに数えきれないほど最悪の状況に立ち会っているので
自然と口調が厳しくなるのは、当たり前のことです。
幸い、今回の事故は、追突した相手の女性は怪我をしておらず
数日経過しても、むち打ちや頭痛などの異常がなかったため
運よく「物損事故」という扱いになりましたが
改めて、何通りもの「もしも」を考えると、内臓が冷えるような気持になります。
事故の際、私は胸の間と左わき腹を痛めてしまったので、整形外科を受診したのですが
レントゲンの結果は「異状なし」ということで、そのうち痛みは引くということでしたが
一カ月以上経った今も、しつこく痛みが抜けないので(痛みそのものは軽減していますが)
一昨日、別の整形外科を受診してMRIを撮影してみたところ
肋骨の胸の間と脇の部分に、レントゲンでは分からない程度のヒビが見付かりました。
そりゃどうりで痛いはずです。
ただ痛いだけだと思って、普通に仕事したり雪掻きしたりしていましたよ。
夜勤明けの車の運転、当分は出来ません。
出来ません。
怖くて。