テレビじじいの観戦日記

いろいろ幅広く

テレビ観戦を大津波警報の日本地図で邪魔された。でもそれでいいのだ

2010-03-01 10:25:34 | 日記
バンクーバーオリンピック女子スケート団体追い抜き、ドイツの準決勝転倒シーンをもう一度みたいと思っても、チリ地震による大津波警報一色の放送になって、そんなビデオはやってくれない。

NHK杯将棋、先手山崎隆之七段の持ち駒が見えない。

ラグビー日本選手権は、劣勢とみられたトヨタ自動車が前半リードする面白い展開。結局、三洋電機が逆転で3連覇を達成したが、雨上がり泥だらけのところへ日本地図が重なった。

それでいいのだ。

今から50年前、1960年といえば何があった年だろう。テレビじじいの年代なら、安保闘争を思い出すだろう。6月15日、日米安全保障条約改定に反対して全学連が国会突入した際、女子学生が亡くなった、と。

その3週間前に、チリ大地震による津波に不意をつかれ、三陸沿岸を中心に142人が亡くなったことは思い出さないだろう。

だが、忘れなかった人たちがいた。この大惨事を二度と繰り返すまいと、今の津波防災システムが構築された。

昨日の津波警報放送は、この50年で日本の安全保障が進歩した証しだったのだ。

アイスホッケー・カナダ金、やっぱり決めたのはクロスビー

2010-03-01 09:30:31 | オリンピック
バンクーバーオリンピックのアイスホッケー男子決勝を観戦した。日曜の午後、地元カナダと米国の北米決戦。まさに夢の対決が実現して、NBCは笑いが止まらなかっただろうな。NHKと違って、チリ地震による津波注意報が画面に残ることもなかっただろうから。

試合展開がこれまた夢のよう。1点リードされた米国が1分以上残して、ゴールキーパーをベンチに下げ、6人攻撃を敢行した。なんと残り24秒で同点ゴールが決まったのだ。カナダの赤一色で埋まる場内が静まりかえったところで、3ピリオドは終了し延長戦へ。

押していたカナダが土壇場で追いつかれては気力は萎える。米国有利かとも思ったのだが、休憩が15分か20分あって、気持ちを切り替える時間があったのがよかったのではないか。「相手が終了間際にゴールを決めてきょうはほんとに大変だった。だが俺たちは復活した」サドンデスのゴールを決めたのはスーパースターのクロスビーだった。