ハゲちゃうんだから考えなくちゃ。
快適なハゲ生活を送れるようにしなくちゃ。
まず考えたのが、抜け毛の悲しさと不気味さ。
抜けていく毛を指にからませて鏡の前で涙する・・・
そんな状況は涙をそそるから避けなければならない。
それから、子供の頃怖かった幽霊と言ったら、おいわさん。
顔がただれて長い髪がごっそり抜け落ちる・・・・
怖い。すごく怖い幽霊だ。
それから、幽霊話によく出てくる、排水溝に長い女性の髪の毛が・・・・
う~~~、夏の夜にふるえる話だ。
わたしにとっての女性の抜け毛のイメージには、「幽霊」があるんだ。
さ、対策を考えなければならない。
怖くないように、悲しくないように。
ズバリ、もう、今のうちに髪の毛を短くしてしまおう。
そう考えたんだ。
抗ガン剤治療をする人に、「髪の長い人は、前もって短く切っておくと
抜けた髪の処理も楽だしショックも大きくならずにいい」
よく、そう聞く。
私の髪型は、肩まで届かないくらいのショートボブ。
短いほうではあるんだ。
けどね、それでもその長さが抜けた光景を浮かべると、気持ち悪い。
まだらに抜けて、惨めな頭になると思う。
やはり、抜けた毛が指にからまるのはすごく不気味だと思う。
それじゃ、だめだ。いやだ。無理だ。
もっと、もっと、もっと、
はげてもわからないくらい、切ってしまおう!!
いつもお世話になってる美容院に行ってきたんだ。
訳を話して、気持ちを伝えて、
よーし、それじゃあ、これでどうだ?
と、見せてくれた男性の写真。
おうよっ!それに決めた。やっちまおう!!
やっちまったよ!!
↓
どう?どう?
こんな風にしちゃったんだ。
似合うっていわれたよ。
みんなが私の頭をなで回すんだけど。かわい~って。
もういい歳なんですが。(汗)
どうせ抜けちゃう毛をカットするお金ももったいないとも思ったけれど、
当分美容院にも行けなくなるし、ご挨拶もしたかったし、
行ってきて良かった。
それから、良かったことがもうひとつ。
そこの美容院は親子でやっててね、元は床屋さんなんだ。
オヤジさんが床屋さんをやっていて、
うちのヒデさんがずっと通ってお世話になってたんだ。
その店のつづきに美容院を造ったんだ。
オヤジさんの息子さんが店長なんだ。
美容院の店員さんは、なんと全員床屋と美容の両方免許を持ってるの。
なんと親孝行な息子さん達だこと。
そんなわけで、
カツラや付け毛にも詳しいんだ。
脱毛のお客さんもいるわけで、ケアにも詳しい。
色々相談にのってくれたんだ。
帽子に付ける付け毛とか、フルウィッグとか、
安いやつをきれいにカットして改良して、
私に合わせてくれるって。
それも、問屋さんからめぼしい物をいくつか取り寄せてくれるって。
でね、体の調子の良いときで、お客さんの少ない時間に、
やってくれるってよ。
それもすごく安い値段のやつ。
カットの技術でうまく見せてくれちゃうわけよ。
ずっと家にいるから、帽子かぶってればいいや、って思ってたんだよね。
でも、薬の治療が終わってから、出かけられるようになった頃、
髪の毛はまだまだハゲのまま。伸びるのに時間がかかるんだもんね。
そのことを考えてなかったんだ。
やっぱり、必要なんだね。
相談にのってもらえてよかった。
それから、今日はもひとつ、安心できる出来事があったんだ。
両隣の奥さんに薬の副作用で、しばらく居留守を使うことがあるから、
心配しないで、って、病気のことを伝えたんだ。
どんな顔をされるか心配だったんだけど、
ふたりとも暖かい言葉をくれてね、困ったことがあったらすぐに言うんだよって。
安心。安心。
こっちの隣のおばちゃんなんて、
調子いい時は、一緒にその辺散歩しようね!って、
お散歩の約束してくれたんだ。
おばちゃんとお散歩、楽しみだな。
私は、幸せです。
みーんな、優しい人ばっかり!
すごくありがたいです。
こんな幸せに生きていられて、ありがたいよー!
快適なハゲ生活を送れるようにしなくちゃ。
まず考えたのが、抜け毛の悲しさと不気味さ。
抜けていく毛を指にからませて鏡の前で涙する・・・
そんな状況は涙をそそるから避けなければならない。
それから、子供の頃怖かった幽霊と言ったら、おいわさん。
顔がただれて長い髪がごっそり抜け落ちる・・・・
怖い。すごく怖い幽霊だ。
それから、幽霊話によく出てくる、排水溝に長い女性の髪の毛が・・・・
う~~~、夏の夜にふるえる話だ。
わたしにとっての女性の抜け毛のイメージには、「幽霊」があるんだ。
さ、対策を考えなければならない。
怖くないように、悲しくないように。
ズバリ、もう、今のうちに髪の毛を短くしてしまおう。
そう考えたんだ。
抗ガン剤治療をする人に、「髪の長い人は、前もって短く切っておくと
抜けた髪の処理も楽だしショックも大きくならずにいい」
よく、そう聞く。
私の髪型は、肩まで届かないくらいのショートボブ。
短いほうではあるんだ。
けどね、それでもその長さが抜けた光景を浮かべると、気持ち悪い。
まだらに抜けて、惨めな頭になると思う。
やはり、抜けた毛が指にからまるのはすごく不気味だと思う。
それじゃ、だめだ。いやだ。無理だ。
もっと、もっと、もっと、
はげてもわからないくらい、切ってしまおう!!
いつもお世話になってる美容院に行ってきたんだ。
訳を話して、気持ちを伝えて、
よーし、それじゃあ、これでどうだ?
と、見せてくれた男性の写真。
おうよっ!それに決めた。やっちまおう!!
やっちまったよ!!
↓
どう?どう?
こんな風にしちゃったんだ。
似合うっていわれたよ。
みんなが私の頭をなで回すんだけど。かわい~って。
もういい歳なんですが。(汗)
どうせ抜けちゃう毛をカットするお金ももったいないとも思ったけれど、
当分美容院にも行けなくなるし、ご挨拶もしたかったし、
行ってきて良かった。
それから、良かったことがもうひとつ。
そこの美容院は親子でやっててね、元は床屋さんなんだ。
オヤジさんが床屋さんをやっていて、
うちのヒデさんがずっと通ってお世話になってたんだ。
その店のつづきに美容院を造ったんだ。
オヤジさんの息子さんが店長なんだ。
美容院の店員さんは、なんと全員床屋と美容の両方免許を持ってるの。
なんと親孝行な息子さん達だこと。
そんなわけで、
カツラや付け毛にも詳しいんだ。
脱毛のお客さんもいるわけで、ケアにも詳しい。
色々相談にのってくれたんだ。
帽子に付ける付け毛とか、フルウィッグとか、
安いやつをきれいにカットして改良して、
私に合わせてくれるって。
それも、問屋さんからめぼしい物をいくつか取り寄せてくれるって。
でね、体の調子の良いときで、お客さんの少ない時間に、
やってくれるってよ。
それもすごく安い値段のやつ。
カットの技術でうまく見せてくれちゃうわけよ。
ずっと家にいるから、帽子かぶってればいいや、って思ってたんだよね。
でも、薬の治療が終わってから、出かけられるようになった頃、
髪の毛はまだまだハゲのまま。伸びるのに時間がかかるんだもんね。
そのことを考えてなかったんだ。
やっぱり、必要なんだね。
相談にのってもらえてよかった。
それから、今日はもひとつ、安心できる出来事があったんだ。
両隣の奥さんに薬の副作用で、しばらく居留守を使うことがあるから、
心配しないで、って、病気のことを伝えたんだ。
どんな顔をされるか心配だったんだけど、
ふたりとも暖かい言葉をくれてね、困ったことがあったらすぐに言うんだよって。
安心。安心。
こっちの隣のおばちゃんなんて、
調子いい時は、一緒にその辺散歩しようね!って、
お散歩の約束してくれたんだ。
おばちゃんとお散歩、楽しみだな。
私は、幸せです。
みーんな、優しい人ばっかり!
すごくありがたいです。
こんな幸せに生きていられて、ありがたいよー!