のびちゃんの「どうなるのよ日記」

病気したりケガしたり、なんだかいろんなことがありました。

スイミングスクールのバイトやる。

2012-10-11 | ●泳いでるよ~
今日、バイトの面接行ってきた。
プール。コーチングがメインで、ときどき監視のしごと。
11月からやりたいって言っておいたんだけど、
面接の時、もう、すぐにでも来てくれって。

膝がまだ完全じゃないから、重い物持ったりできないって言ったら、
そこは考慮するから、無理のないように、シフトも組むし、
早く来てくれって。

こんなに簡単に決まっちゃうんだー。
資格持っておいてよかったよ。

明日からでも来て欲しいって。
だから、突然だけど、明日からバイトはじめることにした。
自分でもびっくりー。
やるんだー。
そっかー。

久々にコーチのお仕事。
まずは、思い出さないとね。
感覚。

今月、いろいろなクラスに入ってみて、
自分でやりたいクラス(級)を決めていいって。
なんて条件の良いこと。
メインコーチで、ひとりでやってって。

いきなりですかー?
わ~お。

まずは、明日、
3時半から監視(しながら見学)、
4時半からと5時半からの、2本入水。
いきなりですよー。


今月末、大会だから、
そのための練習たくさんやりたかったんだけど、
必要とされてるって、幸せなことだもんね。

バイト優先にするんだ。


夜は自由に泳いでいいって。
疲れて泳げなかったりして。

それはそれで、それもいいかな。



のびちゃん、始動。





ハルはまだしゃべれません。
でも、おだやかです。
外には出ないけど、
家で好きなことして、
受け答えもちゃんとできてて、
夜は寝てるし、朝起きるし、
ご飯食べてるし、

優しいし。



バイトに出かけてもいいって言ってくれたし。



ひとつ、前に進んだよ。


「外を歩こう」

2012-10-08 | ●ハルと暮らしてます
前回の受診で、先生が、
「少し、外を歩いてみようよ。散歩でも買い物でも」

そう言われてるから、
誘ってるんだけど、
ハルは首を軽く横に揺らすだけ。

う~ん。



自分の身支度はできるから、ま、いいか。
表情も良くなってるから、ま、いいか。
一緒にマリオカートやってくれるから、ま、いいか。
モンハン教えてくれたから、ま、いいか。
3食ちゃんと食べてくれてるから、ま、いいか。
夜、寝て、昼間起きてるから、ま、いいか。


また後で誘ってみよう。
その気になったら、一緒に散歩に行こうよ。ハル?



私も外にできれば出たくないもんだから、
ふたりで家の中でずっと過ごすのはとても都合がいいことなんだけど、
でも、ずっとこのままじゃだめなんだろうな。

私もあんまりそういう面で元気じゃないから、
よくわからないや。
強制的なことはまったくしたくないし、
強制といかなくても、うまく誘い出そうと、
試行錯誤したりもしない。
できない。

はたして、私と居て、
ハルは外に出たいと思ってくれる時がくるんだろうか・・・。

ときどきは、声をかけてみよう。
「行こう」。







朝、起こして、朝食。
調子が悪そうだったんだ。
「どした?また頭痛い?」
首をかしげる。
「何か変?紙に書いて?」

書いたこと・・・「わからない」
どうして「こういう気持ち」なのか、自分のことがわからないって。

そういう症状なんだよ。

次に書いたこと・・・「何時間前に起きた?」
自分の起きた時間を聞くから、さっき起こして食べ始めたばかりだから、
「たぶん起きてから10分ぐらい」って書いたんだ。
そしたらね、「じゃあ、眠いんだと思う」
って、答え。

自分の調子の悪さが、『眠いから』って、
それがわからなくなっている。
ハル、
でも、きっと、午後には調子が良くなってくる。





今日はお昼を食べるときに、
ハルのチョイスで、音楽をかけてくれた。
私の世代の、私がレコードで夢中になっていた、YMOだよ。
リマスター。
すっごく懐かしい。
「トキオ、トキオ、」
 


優しいからね。
自分のことだけじゃなくて、私のことも気にかけてくれるからね。



ハルが辛そうなのは、朝だけ。
お昼ごろからは、好きなゲームやったり、テレビ見たり、映画見たり。
居心地はよさそうで。
このまましばらく、ストレスのない生活をおくれれば、
ココロが休まって、何かがかわるかな。



ちょっと困ってるのが、私がどうしていいかわからないこと。
ハルが嫌がるかもしれないこと、
ハルががまんしなくちゃならないこと、
それは避けたいんだよね。
だから・・・。
「手伝い」とか、させるって、どうなのかな。
本人がやったとしても、もし嫌なことだったら、
ストレスになっちゃうかもしれないから、
今、家のことは全部私がやってる。
私はそれでもいいんだけれど、
ハルに、何かしてもらったほうが、いいのかな。
わからないんだよね。
私の言葉に対して、どう感じてくれるか、
見当がつかないんだよね。
とにかく、今思うのは、これ以上、ひとっつも、ちょびっとでも、
ハルのストレスを増やしたくない。

自分の身支度や、聞いたことを教えてくれたり、
気を使ってくれてるから、
まずは、それだけで充分かなって思ったり。

まずは。


今は。



と、考えたりしてるから、
どうやら私のオノウミソが疲れているようだよ。
いつも緊張してる。



こりゃ、まだまだ、ずーっと、まだまだ、
ずーーーーっと、ながーーーーーーーく、
なが~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~く、
かかりそうですね。








ハル、まだ
ひとことも声がでません。






ちょっとのことでビビる弱虫のびちゃん

2012-10-07 | ●ハルと暮らしてます
今朝、朝食の用意をして、
いつものようにハルを起こしました。

起きてきたハルは、いつものように眠そうに食べ始めました。
でも、いつもと違ってました。

顔のあたりをときどき両手で覆いながら、
うつむいて食べるのが止まってしまって、
また少し食べて、
また、うつむいて、額のあたりに手をかけてうつむいてしまって、
どうしたのか、心配。

どうしたの?
聞いても、首をかしげる。
反応があまり帰ってこない。
ただ、下を向いて、辛そうな顔。

心配。

様子を見ながら、声をかけながら・・・
う~ん。
わからない。

眠いの?
首をかしげる。


「どうしたのか書いて」と紙を差し出すと、
「頭痛」って。

あ~。
大丈夫かな。
薬のせいかな。昨日疲れたからかな。
ずっと座ってたからかな。

簡単に頭痛の薬ってわけにいかないから、
とりあえず、首とか肩を押してあげてみた。
辛そうなハル。こまったな。


でも、完食。
大丈夫かな。

「すぐに良くなる」
って紙に書いた。

そか。

「痛みが強くなるようだったら教えてね」


食後、布団にもぐって、寝ちゃった。
おやすみ。



お昼、冷凍のスパゲッティに、レタスをのせて、
ハルを起こした。

起きてきた。

うん。辛そうな顔ではない。


完食。よかった。

その後、ハルがテレビをつけて、鑑定団を見てた。
テレビを見るってのは、良いことらしい。

夕方は、スマホで海外ドラマをずっと見ている。
ドラマを見るってのも、良いことらしい。

調子が良くなってるってことかな。
ひとまず安心。


日曜日。
どこにも出かけず、
ハルと家で・・・・

私ものんびり。

あ~、でも、座ってる時間が多いから、腰が痛くなってるよ。

ときどき、リハビリの筋トレをしたり、
ピグの庭やったり、
数独やったり、





静かな我が家。




ハル、まだしゃべれません。








ハルの通院。すっごく疲れたー。

2012-10-06 | ●ハルと暮らしてます
3回目の通院。

ドアが開く前、受付開始1時間前から並んで順番をとる
っていう、病院。

家が近いから、ま、早めに行って並んでみますか。
そう思い、ゲートオープン40分前に行った。
もうすでに並んでいる人がけっこういた。

思ったよりも、早めにドアが開き、順番に診察券を入れ、名前を記入。

それからまた家に帰り、
「ご飯食べたー?」
「ハミガキしたー?」
「9時には行くよー」

行って来ました。



かなり待ちました。
初診の人優先の病院です。
精神科だから、大変な人、急を要する人、優先です。

待ち時間、
ハルは、顔色がよくなかったな。
話しかけても、あまり聞いてもらえないような、
反応が変だった。


長い時間待って、受診。
経過を報告して、ハルの様子を先生が診て、
それから、臨床心理士とお話。
ハルは、テスト。
私は問診。
別の部屋。

1週間の間、どうだったか、詳しく伝えて、
あとは、ハルのテストが終わるのを待っていた。

その時には、もう、午後。
待合所には、だーれもいない。

ずいぶん待っても、ハルはまだでてこない。
時間がかかるって言ってた。
ハル、疲れないかな。大丈夫かな。

ベンチみたいなソファで、ハルを待ちながら、
数独やってたら、どーっと眠くなっちゃて、
ベンチに転がって、寝ちゃった。



ハルが出てきた。

疲れたね。
おなか空いたね。

薬をもらってから、コンビニでパン買って、家に帰った。

パンを食べたら、ハル、
ぐっすり、すやすや、寝ちゃったよ。
かなり疲れたんだろなー。



お昼寝からさめたハル、
穏やかな顔になってて、対話も(うなずく事)増えた。
よかった。調子が戻ったみたい。

病院に行くってのが、ストレスだったのかな。
そりゃ、緊張するよね。
私だって、いやな場所だもの。
それに長時間。

ハル、お疲れ様。ご苦労様。



ボッコが昨日から泊りに来てたんだけど、
病院にいる間、ずっと、ここにひとりで留守番。
好きなゲームやってたから、平気だったみたいだったけど。
おみやげに、グミを買ってった。
ボッコ、おまたせー。すりすり。すりすり。



しかし、疲れた。
もう、ほんとに疲れた。


腰が痛いよ。
ずっと座ってて、動いてなかったから、
腰に悪いね。



ハル、今日もまだ、まったく声がでません。


でも、夕飯食べながら見ていたテレビ。
ハル、面白い場面で、ニヤってしてました。
よしよし。いいぞ。笑え~~!


病院の近くで。秋の雲。



ウンカちゃんからの贈り物

2012-10-05 | ●ハルと暮らしてます
今日は銀行に用事があったんで、
近いから、歩いて行ってきた。

ハルもいっしょに。

でも、帰り道、だんだん疲れてきた様子。
顔がちょっと険しくなってきて、喉のあたりをさわってた。

家に帰ってきたら、水を飲んで、
今、そこに転がってる。
すやすや。お昼寝。

ちょっとお散歩は、大変だったかな。

ハルもがんばりたいと思ってるんだと思う。
歩く?ってきいたら、うん。って。
でも、疲れちゃったんだね。

ゆっくり休んでちょ。

外ではカラスが鳴いてる。
のどかだよ。





昨日、ウンカちゃんからお届け物があった。
今、神奈川に、ウンカちゃんひとりで住んでるんだよね。
しばらく、ひとりだね。


ウンカちゃんね、今ごろなんだけど、
ピンポンのマンガが大好きになっちゃったんだって。
私も松本大洋さんのは、ピンポンと鉄コン筋クリートが大好き。
で、電話でその話でもりあがる。
映画もみたくなったからって、最近みたんだって。
ペコ、そのまんまーとか、スマイル、いい~とか、
かなり気に入ったみたい。
で、セリフ一緒に言い合って、遊んでた。
「しぐ?しがねーよ。空飛ぶんだ。月にタッチするなんてわけないよ
  I can fly!・・・ドッボーン」
とか。
「3くれろ。ペコさん、そう呼べ」とか。


ユニクロで、Tシャツが安くなってたんだって。
でもサイズが大きいのしかもうなくて、
でもでも、それでも、ほし~って言ったら、
プレゼントしてくれた。



小包の中には、ほかにも色々入ってたよ。

チョコレートのお菓子が、2つ。
ハルと私用に、ちゃんと2つ。



真ん中に三角のシールが入ってる。それがかわいいんだ。


ハルね、そのシール、お財布に入れてたんだよ。
ウンカちゃんの気持ちがうれしかったんだろうね。

私はこれから、いただきまーす。
私もシール、お財布に入れておこうかな。

お手紙が入ってた。
「こっちのことは ゼーンゼン心配しないでいいからね。
   今はハルに存分に手間をかけてあげてください」

って。
なんて優しい子なんだ。ウンカちゃん。
あの子だって、「悪夢が続く」とか、ストレスためてるってのに。



ハル、今日は昨日よりちょっと元気がないみたいです。
ちょっとだけ。
でも、テレビ見て、面白い場面で、ニコニコしてました。





今夜はあっちの父親さん、帰りが遅いんだって。
連絡が来た。
ボッコをこっちに連れてってって。

一応、考えてくれるわけね。そういうこと。
昨夜は悲惨な会話があったばかりなのに。


プールの帰りに寄ってきたんだ。

ハルとケンカしたって、それがきっかけで失声症・・・
何があったかぜんぜんわからなくて、明日病院だし、
聞いたんだ。
言い合いになった時、
殴ったんだって。
父親が20の息子を。
「叩いたんだよ」って白状したんだ。

でも、その様子を見ていたボッコがこっそり教えてくれた。
すごかったらしい。
2,3回、殴ったってボッコが教えてくれた。
口止めされてたのかな。こっそり教えてくれたんだもの。

もしかしたら、ハル、殴られたの初めてかもしれない。


ずるい人だ。
「ケンカしただけだよ」ってしか、言わなかった。
逃げてるのかな。
ごまかそうとしてる。


その話を昨日の夜、聞いてきたもんだから、
今日はちょっと、私の顔が難しい顔になってるかも。
寝られなかったし。

だからハルも、調子悪いのかな。




どうか、ハル、早く笑顔が増えますように。

明日通院。
朝早くから行かないと、とにかく待ち時間が長い病院だから。




なんで書こうって思ったのか (その4)

2012-10-04 | ●ハルと暮らしてます

ハルのために、書かないほうがいい?
いや、記録を残しておきたかった。

それに、聞いてほしかった。

私の子育て失敗談かもしれない。
でも、私の子どもと仲良し自慢かもしれない。


それと、
失声症とか、ココロを閉ざしちゃうとか、
そういう病気のこと、よくわからないし。
それと・・・


やっぱり、自分の記録かな。

ずっと続けてきたブログだからね。
いろんなことがあったからね。
また出来事があったからね。


ハルが良くなって、元気になっていく様子も、
伝えたいしね。


ハル、元気になって、
一緒にお話しよう。
そういう願いをこめて。



しかし、なんでこんなにいろんなことがあるんだろ。



今まで私が無理して家族をやってきたからかな。
家の中ごちゃごちゃになってたのかもしれない・・・いや、
かなりごちゃごちゃだったんだな。


ボッコはあっちの家で父親といるけど、
電話もしてるし、ときどき会ってるし、
また泊りに来るし、
父親に対して頭にきたってときは、すぐに電話くれるし。
学校楽しいっていうし、部活楽しいっていうし、
部活の先輩とオンラインゲームやってるっていうし、
いつも元気そうだし、顔色いいし、
大丈夫と思う。

でも、まだ中1。
そんな歳に、夫婦別居、兄ちゃん病気、
ボッコにも良くない記憶ができちゃってるかもしれないな。
注意していないといけないな。



別居っていっても、離婚は考えてません。
別棟。別荘。
療養中。

長時間会話しなければ、ふつうに夫婦らしくお話はできるんで。
ふつうではないか。
用事があったときだけで、ココロの会話は、ゼロだからね。




とりあえず、
ハルとのんびり、贅沢に別荘で暮らしてます。
(金銭的には、まったく贅沢はできませんが)(びんぼー)



神様がくれた時間。



ハルがうちにやって来た (その3)

2012-10-04 | ●ハルと暮らしてます

2回目の通院。

その日は待ち時間が前より短かった。
それに、短く感じた。

スマホで数独をやっていたから。

今までは、わからないと、ポイって投げて違うゲームやってたんだけど、
ハルがやってるのを見ていたら、要領がわかってきて、
自分でもどんどん解けるようになってきたんだ。
でも、わからないところがあって、
ハルは、手でしめしながら、やり方、考え方を、わかりやすく教えてくれたんだ。
「え~、わからないよ~」ってな私に、ゆっくり、何度も説明してくれた。
優しいんだー。
おかげで、診察前に1つクリア!バンザイ!


今回の診察は、ささっと。
「おだやかにしています」
「昼間はうちで私と過ごしてます」
「まだしゃべれません」


また個室でお話。
今度は、私は別の部屋。

ハルは、テストみたいなやつをいくつかやったんだって。
その後トランプで遊んだんだって。

私の方は、女性のカウンセラー(?)と、
自分のことや、家族のことや、ハルのことを、
いろいろお話。
ハルとは仲良しだから、なんも辛いことなくお話できた。

ってか、ね、
笑顔でお話すらすらしてたけど、
私も心療内科で治療中なんですけど。
私の先生には、「フタをしちゃってる」って言われてるんだよね。

フタ付きの私は、はたしてカウンセリングの参考になったんであろうか。



家に帰ってから、その日土曜日だったんだけど、
ボッコが泊りにきたいっていうから、
ハルとボッコがうちに泊まったんだ。
次の日(日曜日)、ハルとボッコと3人で、のんびりゲームやって、
遊んでた。
マインクラフトって、建物とか色々造るゲームにボッコがはまっててね、
ハルもかなりやってたみたいで、
ゲームの世界に、すんごい建造物や天空の城や、地下要塞が出来てた。
その同じ世界に、ボッコが私のピンクの家を建ててくれた。
希望を聞いてくれて、「お花の道つくって別棟に移動できて、図書館つくって・・」
ささっと、建築してくれました。



楽しい時を過ごして、
夜、夕飯前に向こうの家に送り届けて、バイバイ。

・・・・そのバイバイ間際に、
ハルが筆談を始めたんだ。


私と、ここで暮らしたいって。
理由は、行ったり来たりが大変でしょ?とか、
病院近いでしょ?とか、
そういうことなんだけど、どうやら私と一緒のほうが、楽なんじゃないかな。
生活しやすいって思ったのかな。
それとも、昼夜逆転が治りそうって思ったかな。

前向きなハルです。



とりあえず、日曜日の夜はバイバイ。

次の日、月曜日。
布団、枕、着替え、洗面用具、PCやゲーム、
簡単なお引越しです。



ハルがここにやって来ました。



そして、あっという間に、「一人暮らし」が終わってしまいました。




初日は、夜中2時過ぎまで寝られなかったみたいだけど、
次の日から、夜、同じぐらいの時間に寝られるようになりました。


しゃべれないけど、ゼスチャーや筆談で、
ちゃんと会話してます。

それに、わたしにお得なことがたくさん。
ハルはなんでも知ってるんだ。
私のわからないこと、なーんでも教えてくれる。


たとえば、スマホ。
今まで30%ぐらいしか使ってなかったところ、
(機能が使いきれてないってこと)
60%ぐらい使う部分が増えたかな。
同じ機種使ってるからね。すぐに教えてもらえる。
それも、ハルの頭のよいところ、
あのね、やってくれるんじゃなくて、やり方を教えてくれるんだ。
やってもらっちゃったら、わからないままになっちゃうからね。

数独も、更にできるようになってきたよ。
ハルは数字のパズルがすごくできる子なんだ。




ハルが来て、部屋の模様替えをしたよ。
同じ部屋に寝てるんだけど、間にカーテンをひいて、
ちょこっと個室っぽくしてる。
で、昼間は同じ部屋。和室で一緒にすごしてる。


音楽プレーヤーがあるんだけど、
ハルが持ってきたipod繋いで、ハルが好きな音楽かけてくれた。
マイナーなカナダのカリブーってバンド。
とっても繊細なロック(?)。
音も和音も声もリズムも、繊細な。
すごく気に入ったんで、朝食の時と、洗濯とかの家事をしてるときに、
「カリブーかけて!かけて!」
今日も聞きながら朝を過ごした。


随分状態がよくなったよ。
見た目はね。
中味はわからない。


まだしゃべれない。




髪の毛を切ってあげたんだ。
自分で「ヒゲソリとクリーム買って」ってメモに書いたから、
買ってきてあげたら、きれいに剃ってた。
身支度がちゃんとできるようになった。

表情も出てきた。
もともとムッツリした子だったから、
これで、元通りかな。


面白いことがあったとき、ニヤッて笑った。
一瞬だけどね。

いい状態になってるよね。





ゆっくり、ここで、好きなことやって、
元気なハルになってくれれば、
あとは、なんにも望まない。


ハルは病気だけど、
私は一緒にいられて、うれしいよ。

ハルを連れて通院 (その2)

2012-10-04 | ●ハルと暮らしてます

長い時間待つことになりました。
ひとりひとりの問診が長い精神科です。
それだけよく診てくれるってことだよね。

待ってる間、だるそうにしてうハルがとっても心配だった。
病院のソファに座って、広い空間で時をすごすのは、
私にとっても、苦痛だった。
ハルにときどき声をかけながら、静かに順番を待っていました。


順番が来て、診てもらって、
ココロが閉じちゃってるって言われて、
そら、そうだ、そりゃそうだってわかるさ、って思って、
いろんなこと聞かれて、
赤ちゃんの時からのこと、家庭環境のこと、
私に辛い、診察室だったな。

夫婦喧嘩を見て育ったのも影響があったんじゃないかって。
そう言われたら、私が辛いね。
「ハル、ごめんね」

でも、自営業で夜ほとんど「付き合い」で留守にしてるあの人に、
何も頼れないで、がんばってきたんだよ。
年子、ウンカちゃんをベビーカー、ハルをおんぶ。
ハルが歩けるようになったら、ベビーカー一緒にヨタヨタ押したりして。
お風呂だって、赤ちゃんのウンカちゃんを入れてる間、ハルを部屋に待たせて、
お風呂のドアを開けたまま、ハルが見えるようにして、
ハダカのまま、どたばた。お風呂タイム。
毎晩、ひとりでやってたんだよ。

1歳でヨタヨタ歩きのハルが、ハダカのままウンカちゃんのお着替えをさせてるとき、
タオルで、私の背中を拭いてくれたんだ。
ハルは、1歳の時から、気配りができる、とっても優しい子だったよ。


でも、もうその頃から夫婦仲、うまく行ってなかったんだよね。
そのままずっと20年以上、きちゃったんだよね。
だって、夜、女の人がいる飲食店にほぼ毎晩、行かれちゃってたんだもの。
それで、日曜日は、昼過ぎまで寝てるんだもの。

どこにも連れてってもらえなかった。
行くのは、日曜日の夕方、買い物とゲーセン。だけ。

連休は温泉とか海とか、連れてってくれたよ。
だからそれでも満足はしてたんだけどね。
保育園の行事にも、小学校の行事にも、子ども会の行事にも、
積極的に来てくれたたよ。
だから不満はそこにはなかったんだけどね。
いいお父さんだったよ。

私ががまんできなかったのが、悪かったんだな。
他の女の人の匂いつけて帰ってくるあいつが、すごくいやだった。
それが平気だったら、ケンカしないでいられたのかな。

自営業が調子にのって、裕福だった。
欲しい物は、なんでも買えた。
家も建てられた。

だから20年以上もずっとやってこられたんだな。

不満があったときに、私が我慢できてたら、
ケンカしないですんだのかな。

でもさ、
ケンカになると、追い込まれて、パニックになっちゃってたんだよ。
私が不健康だったんだな。




そんなことを思い出させられる、
辛い診察室だったよ。

でも、ハルのため。




診察室を出て、カウンセラー(かな?)と、長い時間、個室でお話。
ハルは筆談で答えることができたんで、
先生が言うことに、紙に書いたり、うなずいたり。

今、一番つらいことは、「わからない」ことなんだって。
自分の気持ちが自分でわからないことがおかしいって思ってるんだって。
いたって冷静なんだ。
自分のことを冷静に見てる。


安定剤を処方されて、また来週。
「本人がいいって言ったら、入院をしたほうがいい」って言われた。
悪いから入院っていうんじゃなくて、どうやら、
入院をすると、スタッフと接することや、お話をすることで、回復につながるってことらしい。

とりあえず、通院。週1。




病院で、疲れたね。
ってことで、私の家に(ここ)連れてきて、
遅いお昼を食べて、薬飲んで、
「寝てな」
お昼寝させた。

ボッコが学校から帰るころ、向こうの家に連れ帰った。



その日から、1週間、午前中に迎えに行って、
ここでハルと一緒に過ごして、
ボッコの帰宅時間に向こうの家に連れ帰るってことを続けた。
買い物に付きあわせたり、私の通院に付きあわせたり、
あとは家でのんびりゲームとかして遊んでたり。
「昼間うちにくる?」ってきいたら、
うなずいたから。

だって、昼間向こうの家でひとりになっちゃったら、
ずっと寝ちゃうでしょ。
夜昼逆転、治さないとね。
それになにより、状態が心配だったから、近くにいたかった。



ぐったりする様子は、すぐになくなって、
のんびり、ゆったり、おだやかにしている。

あっという間に「一人暮らし」終わり (その1)

2012-10-04 | ●ハルと暮らしてます

なんだかうまくいかなくて、
なんだか体調くずして、
思い立って家を出たい、出なくちゃやばい、と思い、
それを伝えたら、「いいんじゃない?」とあっさり言われ、
引き止めてもらえずに、
じゃ、出ることにしようと決めて、それが、5月頃だったかな。

靭帯の手術して、その時にはもう貸家をほぼ決めていて、
退院して、少し経って、なんとか動けるようになって、
さっそく引越して、一人暮らしがはじまったわけ。

そういう経過だったわけね。

いい感じの昭和っぽい一戸建て貸家。
今まで使っていた馴染みの家具や物たちを持ってきて、
心地よくすごせるように場所を整え、
でも、なかなか一人に慣れず、
夕方とか、夜、たまにメソメソしたり。

好きなことをしていても、なんだか空っぽな感じがして、
時間が長く感じたり。

それでも、慣れてきて、
生活のリズムもできて、
ココロがとっても落ち着いてきた。
ここにきてよかったーって思ったんだ。



そして、そう思えるようになって、まもなく、
ほんと、まもなく。

夏休みで大学から戻ってきてたのね。ハル。

ハルは、もともと引きこもりがちで、
生活がルーズで、友達はいたみたいだけど、
あまり積極的に外に出る子ではなかったのね。



用事があって、あっちの家に行ったんだ。
ボッコと出かけるんで、迎えに行ったんだったったかな。
その時、まだハルが寝てたから、
会いたかったから、部屋に起こしに行ったんだ。


起こしても、全然起きてくれないんだ。
ぐっすり寝てるには、寝過ぎだなぁ。
でも、ご飯も食べずに寝てたみたいだから、起こしたんだ。

そしたら、やっと起き上がった。
でも、顔を見てくれない。
おかしいなぁ・・・。

リビングにおりてきて、ソファにゴロリ。
パンを持ってったんだけど、食べない。

ぐったりしてる。
変だ。

どした?なにかあった?

ぐったり。

体をさすった。手をにぎった。
どした?調子わるいの?

ハルは首をかしげてた。

何か話しかけても、首をかしげてた。
そして、喉のあたりにときどき手を持って行ってた。


「しゃべれないの?もしかして、声でないの?」
それでも首をかしげてた。



ボッコに聞いたんだ。何かあったのか。
父親とケンカして、エスカレートして、物を投げたりしたって。
それから、ずっとぐったりしてしゃべらなくなっちゃったらしい。

父親か・・・・
なんて呼んだらいいのか、なんてここに書いたらいいのか、
二人称・三人称、なんだかわからなくなっている。そんな関係。
旦那とも夫とも主人とも、前みたいに「とーちゃん」「ヒデさん」と、
表現したくない相手になっちゃってる。
すごくきらいなわけじゃないけど。
家族なんだけど、一緒にいられない相手。


わたしとその人とのやりとりでも、
ちょっとしたことが、ひどいことになることって、度々あった。
あの人、どんどん、あおってくるんだ。
どんどん怒らせて、迫ってくるんだ。
怖いドヤ顔が迫ってくるんだ。
言いたいことガンガン言ってくるくせに、
私が言いたいことを言おうとすると、
あ~、もう聞きたくないって顔して、笑いながら(バカにしてる)
事務室に逃げてっちゃう。

そんなことがたくさん、たくさん、たくさん、なんども、なんども、なんども。



なんとなく、ハルのこと、気づいた。
追い詰めらたんだな。


ハルは繊細だし、ちょっと引きこもりっぽいとこあるから
気をつけてって言っておいたのに。
電話で聞いてみたんだ。「何があったの?」
「ケンカしただけだよ」

それだけですか。そうですか。



ハルは失声症になりました。
感情を失ってしまいました。

でも、自分の状態が「おかしい」「変だ」と、幸い思ってくれたので、
自分から、病院に行きたいって言ってくれました。
言って・・って、言葉がでないから、私の言葉にうなずいたってことだけど。


「私が通ってる内科に、行ってみようか?」
その質問に首を横にふりました。

「精神科に診てもらう?」
その質問に首を縦にふりました。


ここの家のすぐ近く、歩ける距離に、大きな精神科病院があります。
デイケアとか入院とかの設備もスタッフもそろってる病院です。
その日は祝日3連休。
連休明け、その病院に行ってきました。